図書館の本

ある日仕事から帰ってくると…(おやアレはなんだ)
本棚に知らない本があった。
…でも…もしかしたら、これはうちの本じゃないのかもしれない。

ということで、わかる人にはわかる『りんごかもしれない』な始まりの今日の記事。答えはもうタイトルで出してしまっているのだけれど、我が家に初めて図書館の本がやってきた。

最初に気付いたのは息子で、部屋に入るなり「おかあさん!あたらしいほんがいっぱいあるよ!!」と言い出して。本の表紙が見えるように置けるスペースに、知らない本がズラリと7冊もあった。

最初は夫がどこかで買ってきて、昼休みに置きに帰ってきたのかも?と思ったのだけれど、よく見ると本の表紙にバーコードのシールがついているし、その上には「○○図書館」と書いてある。図書館で借りてきたのだとわかった。

我が家は図書館から少々離れた場所にある。距離だけが原因なわけではないのだけれど、もっと行きやすい場所なら通い詰めるのになーと思いつつもこの街の図書館を利用したことは無かった。

しびれを切らしたのか、そちら方面に用事があったのかは知らないが、ついに夫は図書館の本を借りてくることにしたらしい。

夫が借りてきた本なので、当然夫の好みが反映されている。この前読み聞かせ記録でランクインしていた『特急おべんとう号』の岡田よしたかさんの本が3冊と、かこさとしさんの本が3冊。あと冒頭の『りんごかもしれない』のヨシタケシンスケさんの本が1冊で計7冊だった。

岡田よしたかさんの本は基本的に食べ物が題材なのか?今回借りてきたものもどれも食べ物関係の本だったのだけれど、息子が一番気に入ったのは『サンドイッチにはさまれたいやつよっといで』だった。前からサンドイッチ系の本は好きだし、いろんな食材が出てくる本の方が息子は好きなのかもしれない。個人的に今回借りてきた3冊の中では『とてもおおきなサンマのひらき』が好きなのだけれど、息子的にはイマイチなのか1回しか持ってきてくれていない。少し寂しい。この方の本は関西弁で書かれていることが多くて、四国と東北で育った私たちが日夜エセ関西弁を披露しているこの状況は果たして良いのだろうかと少し思わないでもない日々。ごめんよ息子。たぶん本場の人が読んだら、発音全然違うと思う。

かこさとしさんの本は、だるまちゃんシリーズのにおうちゃんと、泥棒学校の続編と、あと赤アリの本の続編だった。赤アリの本は前作を読んでいないけれどこの本だけでも話はわかるし、息子は今回借りてきた3冊の中では赤アリの本が一番好きなもよう。そういえば泥棒学校続編は、私が読む時に持ってきてくれていなくて、私自身まだ一度も読んでいない。返す前には読もう。

ヨシタケシンスケさんの本は、『なんだろう なんだろう』というタイトル。読み始めてすぐに思ったけれど、どう考えても保育園児向けの本ではないですね…。夫は中身を見て借りたのだろうか。ジャケ買いならぬジャケ借りか。作者借りか。まず最初の問いが「『がっこう』ってなんだろう?」で少なくとも小学校行き始めた子向けだよな、と。案の定息子は途中で飽きた。しかし内容自体はいろいろ考えられるもので、大人が読んでも何か発見があるかもしれない。私が小学生くらいの時に出会っていたら、ちょっと楽になれたかもなぁと思った。どうもいろんな学年の道徳の教科書用に描かれたものを1冊にまとめたものみたいで、各学年にとって良い題材を選んだのだと思われる。息子がもっと大きくなった時に家にあったらいいかもしれないな。

今回改めて思ったのは、「やっぱり図書館はいいなー」ということで。家に新しい本があるのを見るとテンションが上がるし、読むのも楽しいし、気軽に本を借りてこられるってやっぱり素晴らしいことなのである。

今度引っ越す時は図書館の近くがいいなー。いい家見つけられると良いのだけれど(息子が小学校に上がる前に引っ越す予定ではある)。


ではまた明日。