アルファベットの絵本

最近の息子は字に興味が出てきたのか。図書館で「しりとり」と「アルファベット」の本を借りてきていた。

アルファベットの本と言えば、我が家には何年も前からこの本がある。

息子の勉強のためでは全くなく、私がウィリアム・モリスをぼちぼち好きなのでとりあえず買ってみた1冊である。「世界一美しい」は言い過ぎにしても、まぁ綺麗な本である。

息子が小さな頃からたまに読んでいて、最近は自ら広げてノートにアルファベットを書く日もある。勉強熱心なのは結構だけれど、書き順はフリーダム。さすがに「線は上から下だよ」とは言っている(何も言われなかったら、みんな最初は下から上に書くものなのだろうか?)。


そんな中での、我が家で2冊目のアルファベットの本。息子が選んだのは

この本だった。

『はらぺこあおむし』っぽい感じで、とてもカラフルで大胆な色使い。見ているだけで楽しい。子どもはあの色使いが好きだとは言うけれど、5歳になった今も好きなのかなぁ。

例えばAの所には、Apricot(あんず)、Artichoke(ちょうせんあざみ)、Avocado(アボカド)、Apple(りんご)、Asparagus(アスパラガス)が文字と共にカラフルな絵で紹介されている。

そう。アーティチョーク。私は全く馴染みが無くて名前を聞いたことしかないけれども、普通に1ページ目に登場している。

この本はロイス・エイラトという方が作者で。地元の食料品店へ行って、Aではじまる野菜や果物、Bではじまる野菜や果物、と買って描いて食べて作った本らしい。

つまり、この方の国(アメリカ?)で普通に売っていて食べられているもの基準で書かれているのだと思う。

アーティチョークなんて序の口だった。知らない聞いたこともないものが、この後バンバン出てくるのである!

Endive(きくぢしゃ)、Jicama(ヒカマ)、Kohlrabi(コールラビ)……

何じゃそりゃー!のオンパレードである。

あと、Onionの所に普通の玉ねぎとネギの絵が一緒にあるのだけれどどういうことなのだろう?どっちもOnionなの?

(簡単に調べた所、ネギは○○onionと呼ばれることが多いもよう?絵本には「Leek(西洋ねぎ)」も紹介されている)


子ども向けのアルファベットの本なのに。もしかしたら大人の方が驚いて勉強になる本だったかもしれない。昔と比べて世界が近くなったとはいえ、その国その国で普通に食べられている野菜や果物って違うんだなぁ。

とても勉強になったし面白い本だった。



ではまた明日。