草木染め(クチナシ)
以前、きんとんを作るのに買ったクチナシの実。3袋セットだったので、まだまだ残っているのである。
期限まで時間はあるものの、何に使おう?きんとんばかり作るのもなー。我が家は沢庵食べないしなー。
考えることしばし。
そうだ!糸を染めるのはどうだ?クチナシってできるのかな?
と調べてみたら、できるっぽい!
前から染め物、やってみたかったのよね。
というわけで、クチナシの実でこぎん刺し用の糸を染めてみることにした!
ちなみに今回、参考にしたサイトはこちらである。
まずは糸。
今回、こちらを染めてみることにした。
ダルマのこぎん糸と、DMC25番刺繍糸。どちらも材質はコットン。ちなみにこぎん糸の方は、白色ではなく「未ざらし」を用意してみた。染色加工される前の糸らしい。後で染めるならこっちの方がいいのかなぁ?と思ったのだけれど、どうなのだろう。白色も一緒に試してみたら良かったかな。
まずは中性洗剤で洗って不純物を落とし。
ディスポンなるもので液を作ってみた。
綿や麻は染まりにくいらしく、濃く染めるためにこういうものを使うといいらしい。
さて、何やかんやとうちのnote3回目の登場、クチナシの実。今回は2つ使ってみる。
割ってぐつぐつ色を出し。
糸を投入!
まるでラーメンのようだ。
20分ほど放置。
している間に媒染液を作る。
媒染液を使うことで、色が定着するというか、色落ちしにくくなるらしい。そしてこの媒染液に何を使うかによっても、染まる色が変わってくる。
今回は手軽に焼きミョウバンを用意。焼きミョウバンは「アルミ媒染液」らしい(他に鉄や銅もある)。
クチナシ液から持ち上げると、黄色に染まっている糸。
これを
媒染液に入れる。
更に20分ほど置いた後、再びクチナシ液に入れて、洗って干した。
干す前の糸がコチラ。どれも見事に黄色く染まっている。
ちなみに一番左は、洗剤で洗わず、ディスポンにもつけず、いきなりクチナシ液に投入してみたもの。そんなに色は変わらない気がする。
乾いた後を見ると、よく見たらうっすら色が薄いなぁ程度で。クチナシに関してはよく色がつくらしいので、そこまで違いは無いのかも。草木染めは色落ちしやすいらしいので、その辺の観察も今後していくかなぁという感じ。
乾いた後、早速試しに刺してみた。右下の白い糸を染めたのが、今回の黄色い糸である。全然色が違う。綺麗に染まっている。
刺したのは刺繍糸の方なのだけれど、光沢があり。画像ではその美しさを表現しきれていないなぁと思う。クチナシの黄色、とても綺麗よー!
まぁ、個人的には、こぎん刺しは光沢の無い糸の方が合ってるとは思うけれど。
黒いコングレス(布の名前)に光沢のあるこの糸で刺したら綺麗な夜空にならないかしら、と少し思った。いつかやるかもしれないし、やらないかもしれない。
草木染めはずっとやってみたかったので、今回できて良かったなぁと思う。2、30分液につけて置いておくことも多いのでトータルの時間はかかるものの、つきっきりじゃなくていいので想像したよりかなり手軽だなと思った。
折角ディスポンもミョウバンもあるし、こぎん刺しもやってるので。いろいろ糸を染めてみてもいいかなと思う。
手軽なのは玉ねぎの皮かなぁ。料理の時に置いておこうかな。
ではまた明日。