草木染め(タマネギ)

去年の12月。初めての草木染めをやってみた。


意外と簡単に綺麗に染まり。

他のものでもやりたいなー、次は身近なタマネギかなー、とタマネギの皮を料理の度にちまちま集めていたのである。

そろそろできそうな量が貯まったので、ついにやってみることにした!



今回染めるのはコチラ。刺繍糸4つ、こぎん糸2つにしてみた。


前回の反省をふまえて、絡まないように一部しつけ糸で縛ってみた。画像は2箇所縛ってみたもの。他は1箇所でやってみた。


そしてタマネギの皮!これだけ集めました!


今回、ティーバッグの大きい版のようなものを買ってみた。ザルでこしてもいいけど、こちらの方が面倒じゃないかなと思って。タマネギの皮を入れる。


しかし見切り発車な私。

どうも「染めたい物(糸やハンカチ)と材料(タマネギの皮)は同じくらいの重さ」というのが基本にあるようなのだけれど。

糸→17グラム
タマネギの皮→12グラム

全然足りんやんけー!

というわけで急遽、まだ使っていないタマネギの皮も剥いて入れてみた。何とか14グラムになった。もうこれでええやろう。

(後日、「乾燥した物を使う場合は半分くらいの量でもいい」という文も見かけたけどどうなのだろう。少なくともタマネギは同じ量に足りなくても大丈夫そう)



さて、鍋に投入。煮ていく。5分で既に色が出てきている。



20分くらいでこんな感じ。かなり濃くなってきた。

この煮る時間も、書いてある所によって20分〜1時間半と差がありすぎて何が本当なのかわからない。まぁ、草木染めは「いい感じに染まれば良い」ので「正解」は人それぞれなのかもしれない。

一応、私は40分ほど煮てみた。これだけ濃かったらもういい気がする。



さて。洗って、ディスポン液にもつけて。処理を終えた糸を投入。まずは第一弾。半分の糸である。

タマネギは「温度によって染まる色が変わる」と書いているのを見かけたのでやってみることにした。高温の方が濃く染まるそうな。


20分ほどつけてこんな感じ。いい色である。


その後、ミョウバン液(アルミ媒染液)につけて洗った。

これも、先にする方法と後でする方法、更には一緒にする方法もあるらしく。何がいいのだろうねぇ。



そんなこんなで、出来上がったものがコチラ。

左から

刺繍糸:低い温度
刺繍糸:高い温度
刺繍糸:高い温度+低い温度

こぎん糸:低い温度
こぎん糸:高い温度

である。
刺繍糸は4つあるので、1つだけ高い温度→ミョウバン→低い温度→ミョウバンでやってみた。つける時間が長い分、濃い色になった。


しつけ糸で縛っていたところは、やはり色が薄くなっていた。ただ、縛っている分、他の糸と絡むことは無いので楽と言えば楽。悩む所である。


タマネギの皮、思った以上に綺麗な色に染まって驚いた。暖かみのある黄色というかオレンジというか茶色というか。とてもいい色である。

まだ実際に刺して使ってはいないので、使う時が楽しみなのであった。


草木染め、次はビワの葉でやってみたいんだけどなぁ。葉っぱをどこで手に入れるかだな。



ではまた明日。

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