糸をほどく

子どもの頃。絡まった糸をほどくのが好きだった。綺麗な1本の状態に戻すのが好きだった。

そんなこと、すっかり忘れていたなぁと思い出した数日前。

まぁ、これの影響なんですが。


糸を染めた時に、絡まないようにどこかくくっておくとかしようかなーと思ったものの。そんなにかき混ぜるわけでもないしいけるだろう、と何もせずに投入。したら見事に絡まっていたという。

とりあえず干す前に綺麗にして。干した後もちょっと絡まってたので、直しつつ台紙に巻いていった。

その作業をしながら「そうだ、子どもの頃こういうの好きだったな」と思い出した次第。


そんなに日常的にあった作業ではなかったハズ。たまーにそういう場面があったくらい。

例えば子ども用のおもちゃのネックレスの鎖とか(スーパーのお菓子コーナーに売ってるチョコと一緒になってた?ものだろうか)。

例えばあやとりやけん玉の糸とか。

例えば母が使っていた手芸の毛糸や糸とか。

何故かたまーに、絡まっていたのだ。

大抵みんな、「キーッ!」っとなってしまうのだけれど、私は好きな作業だった。もちろん、あんまりかたく結ばれてて無理!って時は私も「キーッ!」ってなるのだけれど。そうじゃないならどれだけ絡まってても最後までやった。

時間がかかっても、確実に綺麗な一本には近づいていっているし。ゴールに近づいていっている感が好きだった。のかなぁ。

難問に挑む的な所も好きだったのかも。難問ってほど難しくもないし、地道にやっていけば終わるのだけれど。


久しぶりに当時のことを思い出しつつ作業を続け、無事完成。糸は使いやすい状態になった。



子どもの頃に好きだったけど忘れてしまったこと、沢山あるのだろうなぁ。

何かの拍子に思い出してこうして書いておけば、いい記録になるかもしれない。


ではまた明日。