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【広報ノムラの宝探し】vol.2「東レエンジの装置・ソリューションが一目でわかる! ショールーム 価創空館」

こんにちは、ノムラです。今回ご紹介するお宝は、瀬田工場内にオープンしたショールーム『価創空館』です。東レエンジは大きく、プラント、ファクトリーオートメーションなどを手がける「エンジニアリング事業」と、製造・検査・計測機器、ソフトウェアを扱う「メカトロファインテック事業」の2事業を展開しているのですが、ここまで扱うものが事業部によって異なると、他の事業部の装置やソリューションを実際に見たことがない、ということが起きてしまいます。『価創空館』ができたことで、社員は他事業への理解を深められ、お客様にも会社をより深く知ってもらうことができるようになりました! これはお宝です!リーダーとしてショールーム開設に携わった粟島直樹さんを取材しました。

【今回のお宝】 瀬田工場内ショールーム『価創空館』
【お宝プロフィール】
2024年6月に、瀬田工場内にオープン。東レエンジの各事業部が手がける装置の働きやソリューション内容をわかりやすく展示した空間です。展示カテゴリーを大きく「半導体製造装置コーナー」「EVコーナー」「IoT・AIコーナー」の3つの最先端分野に分け、さらに、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの3つのサステナビリティと、ライフイノベーションとデジタルイノベーションを加えた5つの観点で、社会への関わりも示しています。現在、若手を中心とした22人の運営メンバーがショールーム見学ツアーなどを実施し、より良い運営のためのアイデアを出し合っています。 

リーダーとしてショールーム開設に携わった
メカトロファインテック事業本部 業務統括部の粟嶋 直樹さん。

今こそ、東レエンジの横の連携を強めるとき!

ノムラ 粟嶋さん、というか、ショールーム『価創空館』、お宝として認定です! おめでとうございます。
 
粟嶋 ありがとうございます。ノムラさん、あなたもショールーム運営メンバーですけどね(笑)。
 
ノムラ そうなんです(笑)。そうなんですが、開設まで一番苦労されたのは粟嶋さんですし、現在もリーダーとして運営チームを引っ張っているので、やっぱり粟嶋さんにお話を伺わないと。

実はノムラもショールーム運営メンバーの一人。
若手を中心とした運営会議の様子

そもそも的な質問なんですが、なぜショールームを開設することになったんですか? 

粟嶋  いい質問! 我々東レエンジは、エンジニアリング事業とメカトロファインテック事業という2本柱でソリューションを展開していますよね。noteの自己紹介記事↓にも書いていましたが、

コアな技術を活況な市場に投入して成長してきたのが今の東レエンジです。特にメカトロファインテック事業の中には半導体や二次電池からソフトウェア、計測機器まで事業内容が幅広くなっていて、それぞれ高い専門性で独立しているような感じです。 

ノムラ 私、それが魅力で東レエンジに決めたんです。事業の幅の広さが他社にはないなと感じて。 

粟嶋 ですよね。そこに魅力を感じてくれる人は結構いて、僕たちも二刀流なんていう言い方でアピールしてますよね。でも、それぞれ異なるプロフェッショナルとして事業部が存在しているということは、なかなか横につながりにくいということでもありました。他事業の装置やソリューションをじっくり見たことがない、ということが起こっていたんです。

ノムラ 確かに。私は広報という立場から全体を見ているけど、そうじゃなかったら、同じ会社なのに知らないことが結構ありそうです。

ショールームにて東レエンジと技術や製品の歴史を説明する粟嶋さん。

粟嶋  そうですよね。でも、今、社会が複雑化しているし、お客様のニーズも変わっていくから、それぞれ事業部が独立したままだとニーズに応えられなくなってきます。
 
ノムラ なるほど! だから、ショールームが必要なんですね。
 
粟嶋  社内に向けては、 お互いの理解を深めて横の連携を強めるきっかけづくりに、社外には、お客様に東レエンジ全体の取り組みを見ていただくことで、ビジネスを広げるチャンスにもなると思っています。
 
ノムラ そういうことですね。ところで、私、運営メンバーとしてショールームの案内をするんですけど、ショールームってすごく勉強になりますね。視覚的にインプットすることで、あらためて情報を整理できました。
 
粟嶋  僕も実はこのプロジェクトに携わる中で、会社全体の商品やソリューションを見渡したり、今までやりとりがなかった部署ともディスカッションすることができてすごく勉強になりました。おそらく、社内の人も、この展示を見たらより理解が深まると思う。自分たちの仕事を再度知ることが、横につながっていくためには必要なのかなと思います。今、ノムラさんたち若手にも携わってもらっていますが、自分たちで盛り上げようという動きも大切。 

ショールーム入り口のメインスクリーン。ショールームの名前は『価創空館』

ノムラ ショールームの名前も社員から募集しましたもんね。私も出しましたよ! 

粟嶋  結構集まったんですよね。感謝です。アルファベットのものなど、いろいろ案がありましたが、最終的に『価創空館』になりました。こうして文字で見ると、このスペースにぴったりでいい名前だなと思います。

メインスクリーンでは東レエンジの歴史、製品、ソリューションを動画でわかりやすく紹介しています。

社会とのかかわりをもっと強くアピール

ノムラ ショールームをまわってみてあらためて感じたんですが、東レエンジの取り組みって生活のあらゆるところに関係していますよね。
 
粟嶋  そうそう、そうなんです。我々、BtoB企業だから、ついついお客様企業との関係だけを見てしまうんですが、一人の生活者の視点で見ると、いろいろなところに東レエンジが関係していると気づく。それだけ、社会に貢献していること、関わっていることは、このショールームでもアピールしたいんですよね。説明の仕方もわかりやすく工夫しています。
 
ノムラ 当社は、極板用スリットダイコーターのパイオニアですけど、関わっていない人は、何のことやらさっぱりわからないですもんね。

そもそも、コーターって? スリットダイ? もうわからないワードばかり(笑)。

東レエンジが手掛ける「スリットダイコーター」(サイトリンク)は、LIB(リチウム電池)電極用の塗工装置。 当社の取り組みが電気自動車の性能向上に深く関わっていることを説明する粟嶋さん。
奥にある茶色の筒は広幅間欠塗工サンプル。手前の銀色の装置がスリットダイコーター。 スリットダイコーターから銅箔などの機材に電極材料が間欠、 つまり間隔を開けたパターンで高精度に塗工されています。 これが東レエンジが持つ技術です。

粟嶋  今、この価創空館を訪れる人は主にお客様、そして社員ですが、いずれは地域の人たちにも利用してもらいたいと思っていて。子どもたちなんかも。そう考えると、もっとこういう展示を増やした方がいいかなとか、楽しんでもらえるにはどうすればいいかというアイデアが浮かんできて楽しいですよね。

ノムラ いいですね。子どもたちが来てくれることを想像すると楽しくなりますね。この、ミキシングノズルの展示は、実際に混ぜてみることができていいですね。当社のミキシングノズルは、異なった樹脂を高精度に混ぜて、色ムラを徹底的に解消する装置ですよね。車の塗装などに使われるんですよね? ここでは、このビーズを使って混ぜるところを見せているんですね。

粟嶋  そう。いいでしょ、これ。この見本ではたまにうまく混ざらなかったりするんですが(笑)。やはり、当社の装置って一般的じゃないから、説明だけだとわかりにくいんですよね。展示をどう工夫すれば わかりやすいか、興味を持ってもらえるかを考えています。

ビーズを用いてミキシングノズルの仕組みを説明する粟嶋さん。

ノムラ このポリイミドエッチングの展示も、折り鶴が展示されていることで、いかに精度が高い技術なのかがわかりますね。こんなに小さくても、このエッチング加工があることで、こんなふうに折り曲げることができると理解できます。

 粟嶋  各事業部も協力して、どう見せればいいかアイデアをくれました。これからもいろいろなアイデアを出し合いながら、自分たちの手で良くしていければいいなと思いますね。

ワクワクしながら、活動したい!

ノムラ 今日、粟嶋さんのお話を聞いて、自分たちで考え、どうアピールするかを工夫することは大切だなとあらためて感じました。これはショールームに限ったことではなくて、普段も必要ですよね。
 
粟嶋  そうそう。その通りなんです。僕は今、営業を統括する部門にいますが、営業のスキルってそういうこと。つまり、セルフブランディングなんですよね。それはどの場面でも必要だと思います。子どもにも教えたいくらい。学校の授業内容に組み込んでほしい(笑)。
 
ノムラ 考えること、工夫すること、アピールすることを楽しめる子がたくさん育って、東レエンジに来てくれるといいですね。
 
粟嶋  そう。ほんまにソレ。だから僕たちは、まず社会の人に興味を持ってもらえるようアウトプットしていかなくちゃいけない。そんなこと考えるとワクワクするじゃないですか。テーマは「ワクワク」なんです。
 
ノムラ ワクワク!
 
粟嶋  ワクワク大作戦!
 
ノムラ どこかで聞いたことがあるような・・・。でも、運営メンバーとしても、モリモリやる気が出てきました。今日はありがとうございました!

【まとめ】
今回の取材で最も印象深かったのは「ワクワク」。ノムラが東レエンジに入社を決めたのも、ただ単に事業が幅広いのではなく、コアな技術を社会のどのニーズとくっつけて製品化していくか、自由度をもって挑戦してきた社風に、なにか「ワクワク」感を感じたからであったのを今でも覚えています。これからも粟嶋さんとさらなる「ワクワク」を生み出せるよう頑張っていきたいと思います!
まだまだ暑い日が続きますが、引き続き宝探しの旅へいってきます✈