リトルベトナム
「カイ?」
「タイ。」
「だからカイ?」
「タイ!」
「だからカイでしょ!」
「タイだってば!」
こんにちは。インターンの山口です。
↑ の会話、なんだと思いますか?
ステイホーム期間中のある日、ゆっくり外食もしにくいし、家でタイカレーを作ろうと思った時「そうだ!あのお店に行ってみよう!」と寄ってみました。
車でよく通る大通り沿いの、真っ赤なテントに大きな文字で「アジアン食材」と書いてあるお店。前から気になっていたのです。
車を止めていざ足を踏み入れると、若い店員さんがレジでお客さんの対応をしていました。店員さんもお客さんも日本ではないアジアの人。
私が欲しいのはタイ米。
小さな店内、すぐ見つかるだろうとぐるっと一回りするも、見当たらない。もう一周ぐるっとしても、あるのは日本米だけ。
聞いてみるか・・と店員さんに話しかけました。
私「あの、すみません。タイ米はありますか?」
店「はぁ?」
私「タイ米。タイのお米。」
店「ああ、お米はそこだよ。」
とさされた指の先にあるのは日本米。
私「日本のお米じゃなくてタイ米。」
店「??」
私「タイ米。タイのお米。」
店「カイ?」
私「タイ。」
店「だからカイ?」
私「タイ!」
店「だからカイでしょ!」
私「タイだってば!」
そう、初めのはこのくだり。
そして問答の末、私は気づきました。
私「もしかしてタイって言ってるの?」
店「初めからそう言ってるよ!」
発音良すぎて、ね!(笑)
ようやく【カイ vs タイ】の終結を迎えたのはよかったのですが、まだ続きがありまして・・・
店「カイ米(タイ米)おいしいよね。私、家で時々食べてるよ。」
私「そうなんだ!それで、(店の)どこにあるの?」
店「ないよ。」
私「え!ないの!?」
店「ないよ。ところであんた何人?」
私「日本人だけど・・」
店「日本人なのか。ここはベトナムの店だから、買いに来るのはほとんどベトナム人で、タイ米は日本では高いからみんな買わないよ。」
私「そうなんだ・・」
アジアン食材と書いてある、家の近くのリトルベトナムのお話し。
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