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「つ」と「ちゅ」

こんにちは、吉野です。

現在、Trellisでは日本語講師のボランティア3名とドンア大学の日本言語文化学部の学生に週4回日本語を教えています。

2021年3月初めから始動し、早半年。私は一番下のクラスを受け持って教えていました。
一番下のクラスといっても、大抵の発音は上手です。

しかし、数名だけ苦手な音がありました。

「つ」の音。

日本人が英語の「r」「l」の発音が苦手なように、ベトナム人が苦手な日本語の音があります。

物を数えるとき、「ひとつ、ふたつ、みっつ、、、、」

たくさんの「つ」がでてきます。
「ひとちゅ、ふたちゅ、みっちゅ」となってしまうのはどの様に直せるか、参考書を見ていたところ二つ可能性のある方法を見つけました。

1.「ス、トゥ、ス、トゥ、ス、トゥ」を繰り返す。
だんだんとス、トゥの間の間隔をなくすと「つ」に聞こえてきます。
「ス」は舌と前歯の間から空気が出てくる感覚がポイント。
「トゥ」は舌が前歯の裏から離れるときに、空気が破裂して出る感覚はポイント。
この二つの感覚がわかることができたら限りなく「つ」に近い音がでてきます。

2.唇を脱力させる。
ベトナム人は「ちゅ」になりがちということで、「ちゅ」「つ」の違いを考えると、大きな違いは唇に力が入っているかどうか。
「シー」っと静かにさせるように鼻に指をあて、指が前に出ないように唇を脱力させ「つ」と発音する。

この二つの方法を試したら、少し改善された気もしますが習慣化しなくては定着しないので、今学期残りのレッスンで感覚をわかるようにしていきたいです!

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