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告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。

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男子校特有のノリと勢いで近くの女子校の生徒(咲月)に告白罰ゲームをすることになった、主人公の〇〇。なぜか無事告白に成功し、〇〇は咲月と付き合うことになったのだが...... 飽き…
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告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。01

告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。01

放課後。


「おい!○○いけって!ほら!」

「ジャン負けしたお前がわりぃんだからな!」

○○ : わかった!わかったって!

名門公立高校に進学するはずだった俺は
そこを落ちて、男、男、男まみれの男子校に。

で、その男子校の近くには

豪華めな私立の女子校
いわゆる、お嬢様学校みたいなのがあるのだが

その学校の子に...
ほんと世にいう"お嬢様"みたいな女子に

これから、告白すること

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告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。02

告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。02

「うぉい!今日の主役が来たぞ!」

「はーい、こっち来てお話しましょうね〜?」

次の日の朝、登校するや否や
いきなり肩を組まれて椅子へと座らされた。

話というのはきっと昨日のことだろう。

「で、昨日あの後どうなったんだよ!
なんか2人で手ぇ繋いでどっか行ったろ?」

「告白成功したのか?罰ゲームなのによ!」

「まさか先に童貞卒業してねぇだろうな!?」

次から次へと浴びせられる質問に対し

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告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。03

告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。03

中西 : おう...やっと来たか、○○。

○○ : なっ...!

応接室の中いたのは親じゃなくて
昨日、咲月の家で会ったあの男だった。

○○ : っ!

すぐに踵を返し
廊下にいる誰かしらを呼ぼうとする。しかし...

中西 : まぁ待て。まずは座れ。

中西 : 別に危害を加えに来たわけじゃない。

男は俺を呼び止め
応接室のソファに座るよう促したのだった。

"別に危害を加えに来たわけじ

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告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。04

告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。04

「ん...んんぅ...んん......ん?」

気がつくと 俺は暗くて寒い所にいた。

「んっ!...?んんっ!んんんっ!」

口にガムテープか何かが貼られてるのか
口が塞がってて声が出せない。息も苦しい。

体は座ってる椅子に紐で縛られてるらしく
手首には手錠がつけられてるみたいだった。

「んんん!んーん!んんんん!」

いったい何がどうなってるのかわからないから
誰かを呼ぶように喚く。

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告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。05

告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。05

咲月 : ごめーーん!!待った?

○○ : ううん!全然!

咲月 : そう?なら よかった!

放課後。

校門から少しだけ離れたとこに立っていたら
咲月が小走りで走って来た。

これから、妹の彩が待つ駅まで歩いていく。

咲月 : にしても ○○の妹ちゃんが私に会いたいって言ってきてくれるとはね〜!

咲月 : でも、どうして急に会いたいって?

○○ : あぁ、なんか...

○○ : 今

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告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。06

告白罰ゲームから始まる、少し変わった恋。06

[それでは、ご注文がお決まりになりましたら
テーブルにあるボタンでお呼びください。]

咲月 : はーい。あ、じゃあ 注文いいですか?

[はい。]

咲月 : えーっと...ドリンクバー 2つで!

[ドリンクバーを お2つですね。かしこまりました。では、セルフになっておりますので。]

咲月 : はーい。

咲月 : っ...やぁ〜ごめんね?彩ちゃん。

咲月 : 結局、ファミレスになっちゃっ

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