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タスクの量に負けそうなときは、Brain Dump

私たちは、1人で多くの役割を担っています。そして、その役割一つひとつに対して、様々なタスクを抱えています。

私の例で言えば。朝起きてすぐ、5歳男児の母親の役割が始まります。朝食つくって、子供の保育園の持ち物を準備して、ぐずる子供をなんとか送り出して。。

次に、急いで会社員の帽子をかぶります。私は自宅勤務が多いのですが、まずはパソコンを立ち上げ、勤務開始のメール報告をしたら、メールチェック。仕事の最中も、複数のプロジェクトが平行して動きます。とあるプロジェクトではアシスト的立場かもしれないけど、とある仕事の種類では自分が主体的に立ち回らないといけないものもあるかもしれません。

自宅勤務の日は、仕事の休憩時間に家事も。
お風呂掃除に、夕飯の支度に、「昼食どうしよう?」と考えて。
そう言えば玄関の電球が切れてたな。ゴミも出さなきゃ。

一日の中だけでもやることが多いのに、先々のことも気にかかります。
七五三、どこにお参りにいこう?クリスマスツリー、出さないとな。

そして私は、これらのタスクにただ圧倒され、結局、動けなくなります。

タスクに圧倒されないために

タスクの量に圧倒されそうなとき、どうするのがいいのか。
一つのソリューションは、Brain Dump(ブレイン・ダンプ)。全て書き出すことです。

あたかも、ごちゃごちゃになってしまった引き出しを整理するために、一度、引き出しをひっくり返して全てをまず空っぽにするように。とりあえず気になっていることを全て書き出します。

気になることから、手あたり次第、書くもよし。
自分の役割ごとにタスクを書き出すのもいいですね。
今日着手すべきことと、明日以降着手すべきこと。「いつかそのうち」と思っていること(例:温泉いきたい)に分けて書いてもいい。
タスクを書いているうちに、身の回りの嫌なこととか(例:昨日、上司の気に障っちゃったな)、欲しいものとかも思いついちゃうかもしれません。
とりあえずそれも、書いて記録しておきましょう。

全てを書き出して、自分の頭の”メモリ”を軽くする

全てを書くことの最大のメリットは、気が楽になること。
「それだけかい?!」とバカにすることなかれ。パソコンと一緒で、私たちの頭の中も、メモリが軽くなれば動きがよくなる。

いつでもこのリストに戻れば、やらなきゃいけないことを思い出せる、と脳が思えれば、脳は安心して一つひとつの作業に集中できるようになる。
自分の実感としてもそうですが、鈴木祐(ゆう)著の「YOUR TIME」でも、研究結果によって、人はタスクを書き出した後の方が目の前の作業に集中できることが、分かっているそうですよ。(P.88参照。ただし、元々マルチタスクが得意なタイプの人には効果はない。)

タスクリストの中から、今日できることは何か

タスクを全て書き出したら、リストが超長くなってしまうかもしれません。全てはこなせないかもしれない。。そうです。全てはこなせない。
この事実に向き合って、次にこう問いましょう。
今日、やるべきことは何か?

現実的に。欲張らず。だから、
今日、これとこれだけできたら、花丸だな!
そう考えて、今日できることを、していきたい。
全部できなくても、いい。だって、やるべきことはやったのだから。

そして、その最低限のことすら今日できなかったら、、明日やろう。

全てを書き出すのは、時間をうまく使うためというよりは、自分のメンタルを軽くするために行うことだと考えるのが、一つのポイントだと思います。


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