海外在住日本人に聞いた、日本からの入国状況の変化【調査対象:30カ国】
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行によって、各国の政府は、2020年の春から、国境の閉鎖や空港便の停止などの入国制限、外出の禁止や自粛要請などの制限を実施しました。今回ロコタビに登録する海外在住日本人と連携して調査した「各国の入国制限、外出制限の状況」について在住者から頂いた言葉をそのまま紹介させていただきます。
■調査概要
調査の方法:ロコタビ登録の海外9カ国在住ロコへのアンケート
調査実施日:2020年5月27日~6月3日
調査主体:株式会社ロコタビ
※本内容を掲載の際は、出典「ロコタビ調べ」と明記をお願いいたします。
日本からの入国制限について各国の状況
Q:日本からの入国制限について、教えてください
A1:「現在も制限されていて、〇日後に解除予定がある」
フィリピン、イタリア、オランダ、スイス、ドイツ、オランダ、アルゼンチン、シンガポール、モルディブ、コロンビア、マリアナ諸島、ボリビア、ロシア、デンマーク
A2:「制限が解除されていて、隔離措置などの条件はない」
メキシコ、アメリカ
A3:「制限が解除されているが『入国後〇日間の隔離措置』などの条件がある」
ギリシャ
A4:「現在も制限されていて、解除の見通しは立っていない」
中国、香港・マカオ、オーストラリア、フランス、中国、ドイツ、ケニア、ニュージーランド、インドネシア、インド、トルコ、南アフリカ、クウェート
14日の隔離措置がある地域在住者の声
到着ご14日間の隔離措置があります。(ミラノ在住日本人 ルナルナさん)
14日間政府指定の宿泊施設での隔離義務があります。(グアム在住日本人 i_love_guamさん)
解除は7月予定です。条件はまだ確定されていませんが、解除初期には最適14日間滞在が必要になる可能性があるそうです。(マレ在住 Hitomyshaさん)
日本から米国への入国者は,入国後14日間,自宅等で待機の上,健康状態を観察し,周囲の者と距離を置くことが求められる。(ハワイ在住 Kaychanさん)
1.健康申告書が航空会社から配布され、搭乗前における同申告書の記入及び記 入した内容につき航空会社に対して申告すること。 2,オランダに到着後、自宅等での14日間の自己隔離。(1,2 共に日本からの入国は5/29に解除されます)(アムステルダム在住 nljpさん)
その他条件のある地域在住者の声
6月15日には一部の地域では海外からの観光客を受け入れるとの事です。
(ウラジオストク在住 安達貴さん)
3月19日から6月15日まで,在住者,滞在許可証保有者,スウェーデン人の家族等を除く外国人の不要不急の入国を原則禁止する。(コペンハーゲン在住 bomingoさん)
保険証書の提示と渡航72時間以内のウイルス陰性の健康診断証明書の提示が求められています。到着時にすべての入国者に感染検査が行われ、感染判明した人が乗っていた飛行機全乗客14日の隔離もあります。また、検査が判明する2,3日程度施設で安静を求められるそうです(施設はエアコンがないなど環境はよくないそうですが、又聞きのため詳しくはわかりません)(シェムリアップ在住 まつもとひであきさん)
現在トルコと国境を接する全ての国と、陸路、海路とも国境は封鎖されていると承知しております。 (5月22日、ブルガリアとの陸路国境の一部(Dereköy国境)が開門されたとの報道がありますが、トルコ滞在許可(イカメット)のない外国人の入国は認められない模様です。)(イスタンブール在住 Yukaringoさん)
非香港居民に対しては一切の入国が許可されていません。香港居民(IDを持っている日本人含む)であれば入国後14日間の指定場所(自宅・ホテル可)での強制隔離措置が取られます。(香港在住 hiroさん)
入国後の行動制限措置の延長(6月15日12時まで)海外からギリシャに入国した際の自宅やホテルにおける隔離措置は、6月15日12時まで延長する。 (隔離措置の期限について,ギリシャ外務省は,「6月14日まで」と発表しておりますが,5月31日付の官報には,「6月15日12時まで」と掲載しています。)隔離期間は,7日間(以前は14日間)。入国時のPCR検査で陽性反応が出た場合は14日間隔離となる。当局は,隔離実施場所を指定することができる他,入国者に隔離場所を報告させることができる。ギリシャに住居のない者は,友人・知人,親族の自宅,またホテル等に滞在する。違反者には5000ユーロが科せられる。(アテネ在住 Yoshさん)
国や地域によって異なる日本からの入国制限。リアルタイムで状況が変化していく中で、現地に自宅があるロコ(海外在住日本人)にとっても完全な安息はしづらい状況が続いている。同時に、海外渡航を望む日本人はいつ、海外へ安心して訪れるようになるのだろうか。引き続き様々な情報を集め発信していければと思っています。
調査資料全て閲覧可能
▼本調査におけるインフォグラフィック全データは下記より閲覧可▼
[調査]2020年5月 海外在住日本人目線の回答集計データ
-関連note-
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