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世界の話を、ただただ聞きほれる。

※5年前のフィンランド旅行について書いています。

待ちに待っていた朝が来た!

だって、夜全然眠れなかったんだもん。。

早くこのゲストハウスから抜け出したい!

その一心で、

急いで出発の準備をする。

まだ辺りは5時頃で、暗い。

車通りも

人通りも少ない。

私はキャリーケースを引きながら、

イギリスワーホリ中の女性の

ホテルに向かう。

こちらは徒歩20分ほど。

だけどグーグルマップによると、

簡単に着けそうだ。

「もうこんなに雪深くて、

マイナス20度の場所ともお別れなんだなぁ」と

思いながら、静かに歩く。


ホテルに着いた。

女性は笑顔で、手続きをしているところで

すぐにタクシーに案内してくれた。

また昨日の楽しい

オーロラツアーの記憶が戻る。

昨日会ったばかりなのに、

タクシーの中で会話が弾む。


私は海外や語学が大好きなのに、

大学は好きなことで選ばずに

全然好きでない法学部に行ってしまった。

仕事に就いてからも

なんとか留学できないかと考えていたけれど

なかなか貯金もたまらず、会社を辞める勇気もなく

ここまで来てしまったんだ。

ワーホリ(ワーキングホリデー およそ30歳まで外国に長期滞在できる制度)も

年齢制限期間を過ぎて知ったしね 涙

だから、その女性の

イギリスでのワーホリ生活は

聞くだけでも楽しくて楽しくて。


日本食が恋しくて仕方がなくて

タイ料理や中華料理で自分をごまかしている話や

イギリスは物価が高いので、

スペイン人とブルガリア人の子と部屋をシェアしていたこと。

オーロラを見たいから、

今度はアイスランドに行こうかなと思っていること。

醤油やみりんなどを買おうとするとものすごい高いということ。


どの話も、新鮮すぎて、

私には知らない話過ぎて、

「その世界に飛び込んだだけで‥すごい」と

素直に思った。

大学から就職して、一度も旅行以外で

海外に飛び出していない私にとって

未知数すぎる話だった。

なんて安全な、

予想の範囲内な場所に

ずっといたんだろうって思った。

そんなこんなで話していると、

あっという間に空港に到着した。



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