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夫に感じた本当の強さ、優しさ。

夜は夫と夜ごはんを買いに行った。

いつもよりスーパーも混みあっている。

行列に並んでいたら

ふと、急に夫が静かになって喋らなくなった。

「どうしたのかな?」と思ったけれど、

人も多いし、私も在宅勤務の疲れもあって

二人とも静かに帰った。


家に着いたら夫が「あー、疲れた」と倒れこんだ。

何が?と私にはよくわからなかったんだけれど、

その理由はというと「すごく街の雰囲気がギスギスしていて、きつかった。」ことだった。


夫は私よりも、雰囲気に敏感だ。

今日もいろんな人の怒り、悲しみ、苦しみを巻き込んだ雰囲気を敏感に感じ取ったみたいだった。

私は全然気が付かなかったんだけれどね 笑

すると夫から「これから、自分が買い物も一人で行くから、フーミングちゃんはできるだけ外に出ないでくれ」と言われた。

「あんな嫌な雰囲気の街を歩いてほしくない。自分はフーミングちゃんを守らないといけないから」とも。

この発言を聞いて、心がふわーって暖かくなった。

なんて強くて、優しい人だろうって思った。


いつも、男気ゼロで、

弱気で私に頼ってばかりで。

仕事も勝手に辞めてきた。

「もっと頼りがいがあればいいのに」って思うことも多々あった。

でもそういうのじゃないんだな。

本当のたよりになる、とか優しさとかって。

こんなときに、そういう風に考えてくれていることがこの人のすべてだな。

ありがとう。

こんなに大切に思ってくれてありがとう、と

夫に心から感謝した、そんな夜でした。

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