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日本に帰国後初めての旅

日本に帰ってきて初めて1週間の旅をしてきた話です。

日本に帰ってきてどこにいきたいかと問われた時、1番行きたいと思った場所は屋久島だった。知り合いの方が住んでいるというのもあるが、屋久島の自然に憧れを持ちいつかいってみたい場所の1つだった。

屋久島は導かれたものしか入れない島だと言われている。天候によって飛行機が飛ばなかったり、フェリーが出航できないなどそんなことが多々あるそうだ。
今回、屋久島に行きたいと思ってたどり着くことが出来たということは、自分は屋久島に導かれたのだ。

屋久島は「陰の島」と言われ、雨が多くどんよりとした天気が多い。屋久島に着いて1日目から台風のような雨と風に見舞われてどこにも出かけれないほどだった。もし、出発が1日ずれていたら島に入ることが出来なかったかもしれない。
屋久島は岩石が隆起してできているため、雨が降ると水を蓄えられず岩肌にいくつもの滝ができる。それでも森の中は美しく、条件によっては霧が立ち込めて幻想的な風景が広がる。この霧のおかげで苔がよく育ち屋久島らしい美しい森が形成されている。土壌は岩石が多いため農作物はあまりたくさんのものを作ることはできない。水も土壌に染み込まず、そのまま流れるためミネラルが少なく農業にはあまり向かない。

そんな屋久島には助け合いの文化が色濃く残っている気がした。
今の時代、助けを求めにくかったり、なんとなく1人でも生きているように感じるが、困っている人がいたら助ける。それが当たり前のように感じた。
この旅でもたくさんのサポートを受けて1週間屋久島に滞在することができた。このサポートがなければ1週間いることができなかった。本当に感謝しきれない。

豊かな自然と豊かな人々に出会い、そんな中にいたら嫌なことを全て忘れて今に集中することができ、久々に長い時間をかけて自分と向き合うことができた。何かヒントや答えを探しに屋久島に行ったけど、これといって明確な何かを見つけることはできなかった。でも、新しい風景や新しい人と出会えた。それだけでもすごくハッピーな気持ちになった。

この先どうなりたいの?本当に写真で生きていきたいの?と問われた時、自分の答えは「わからない」が正解かもしれない。なんのために自分が動いているのか、頑張っているのかわからなくて苦しい時もある。でも、本当の自分を見つけるために今必死に、がむしゃらにやっているのだと思う。それが見つかった時には解放され、波に乗って気持ちよく進めているのではないかなと思う。今回の屋久島での旅はその1歩だったとそう信じている。


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