見出し画像

まあそんな感じで

朝からバタバタと過ぎていく。

家の中に並べられるゴミ袋が、なんだか目に入ってくるんだよね。
お金は貯まらずとも、ゴミは溜まっていく。
よく言われるけどさ、チリも積もれば山となる、ってね。
ちりはちりだけど、ゴミだってよく燃えそうだよ。
ぼわわっと、一気にね。

曇り空を眺めて「あーあ」とため息つきつつ、子供たちに「早く準備しろー」と声をかける。
いつもの朝の風景だ。
夏の終わりだけど、まだまだ暑い。
7時過ぎるとエアコンの電源を入れざるを得ない。
このだるい暑さ、最近はもう慣れてきた感じがある。

いや、正確には「慣らされた」んだな。
この暑さの強引さは、やっぱり自然の力だ。
どうしようもない理不尽さ、そこに抗えない。
「仕方ないよね」って自然を擁護する声もあるけど、原因は俺たち人間にあるんだよな。
それに、あれこれ理由を探し出して、人を糾弾しようとする連中もいる。
手のひらをひらひらさせながら、言い訳を並べたり、責任転嫁したり。
まるで煙になりそうな種を探すような感じだよ。

無責任で横柄な態度、あちこちに満載でさ。
そういうのを見てると、やれやれ、って思う。
見猿、聞か猿、言わ猿にも限度があるだろう、と思いつつも、俺も見て見ぬふりをすることが多いかもな。
「アホは踊らにゃ損損」ってのは、こういうことなのかね。

そんなことを考えながら、トイレにこもる。
外は暑いけど、中も暑い。
滝のように汗が出てきて、ふと「サウナいらねえ」って呟く。
自然とそう言っちゃうくらいの暑さ。

そのあと、健診のために病院を探しつつ、またぶらりと街を歩く。
歩くといろんなことが見えてくるけど、慎重になりすぎるせいか、どうも動きがとろくさい。
でもそれを全力で潰しにかかる何かがある。
何なんだろうな、これ。

俺もないときはないけど、やっぱり落ち着きのない高齢者にはドン引きしちゃうんだよな。
年上ほど、そう感じることが多い。
一方で、自転車に乗っている学生なんかは、まだ仕方ないって思える部分もある。
まだ「◯化」できてないんだ。
まだ未熟だからってね。
その余裕が持てるのは、自分もそういう時期を通ってきたからかも。

ただ、自分のとろくさい性格も嫌いなんだよな。
そこだけはどうしても直らない。
妙な感覚のまま、昼間を過ごして、気づけば忙しい時間がやってくる。
ゆっくりする暇なんてないけど、それが日常だ。

子供たちが「ごはんのソースがまずい」と文句を言う。
さらに、サラダのドレッシングを要求される。
「昔はそんなものなかった!」なんて思いつつも、今はドレッシングが主流か。
時代は変わるもんだなあ。
とはいえ、昔はマヨネーズが頂点で、今もそれは変わらない。
マヨがあれば、なんとかなる。

でも、ドレッシングもいいもんだよ。
時代の流れに乗るのも悪くない。
そんな風に思いつつ、急にお腹がゆるくなる。
やべえ、って思うけど、そんなのは日常茶飯事だ。

ふと気づくと、太陽はもう沈んでいる。
また忙しく動かなきゃならない。
何もせずに横になってるなんて、なんだか恥ずかしい気もする。
でも、しんどいときは仕方ない。
やらなきゃいけないことはやらなきゃいけない。

さて、明日もぼちぼちやりますかな。
1日1日、ぼちぼちやっていけばいいんだ。
ゴロゴロして過ごすのは、次の日の仕事に影響しちゃうから、なるべく避けるようにはしてる。
まあ、知らんけど。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?