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メジャーな星座一言紹介(冬)

星の観望会で、子供たちの興味を引けるように独断と偏見で選んだ星座について、神話を一言レベルでまとめてみました。
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オリオン座

狩の名人オリオンは「俺より強いものはいない」と驕ったため、神々に目をつけられ毒サソリに襲われ呆気なく死んでしまいます。
刺されたサソリから逃げるように冬の星座として輝いています。
別の話として、月の女神アルテミスが太陽の神アポロンに「あの金色の岩を射ることができるか?」と言われます。
弓の名手でもあるアルテミスは見事射抜いて見せますが、その正体はアポロンの放つ光を浴びて金色に輝くオリオンだったのです。

ぎょしゃ座

古代アテナの王エリクトニオスは4頭立ての戦車を発明したとされます。その功績をゼウスに認められ星座になりました。
ちなみに一等星カペラは「雌ヤギ」の意味ですが、なぜエリクトニオスと一緒になっているかはわかっていません。

おおいぬ座

神犬ライラプスになりますが、星座にされた理由はちょっとかわいそうです。
テーバイの国を苦しめるテウメッソスの狐を捕まえるよう遣わされます。ところが狐もたいそうすばしっこく、なかなか捕まえる事ができません。
延々と追いかけっこをする2頭を見たゼウスは、両者を石に変え、ライラプスを星座としました。せっかく頑張って捕まえようとしたのに。。。

こいぬ座

イカリオスの飼い犬マイラとされます。
またはおおいぬ座と合わせて、狩人オリオンが連れる2頭の猟犬とも言われます。

エリダヌス座

太陽神アポロンの息子フェアトンが落ちた川だと言われています。
実在する川ではなく、ギリシアの川の神またはイタリアのポー川の古代の名、またはナイル川とされます。

いっかくじゅう座

架空の動物ユニコーン(一角獣)がモチーフになります。
捕まえると幸せになれるとか、その角は万能に効く薬になるとか言われています。
その姿もとても見づらく、冬の天の川の中ではとても見つけづらい星座になります。

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