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メジャーな星座一言紹介(春)

星の観望会で、子供たちの興味を引けるように独断と偏見で選んだ星座について、神話を一言レベルでまとめてみました。
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おおぐま座

おおぐま座のクマは月の女神アルテミスに仕えていた妖精カリストですが、ゼウスに見初められ恋に落ちます。
そのことを知ったゼウスの妻ヘラは激怒し、カリストの姿をクマに変えてしまいました。
ゼウスに見初められるとロクなことになりませんね。

こぐま座

妖精カリストとゼウスの間に生まれたのがアルカスです。アルカスは森で大きなクマに会います。
驚いたアルカスはクマを仕留めようとしますが、このクマは母カリストが姿を変えられたクマでした。
それを天空から見ていたゼウスは、子が母を殺そうとするのを止めようと、アルカスもクマに変えてしまいました。

うしかい座

うしかい座の正体はわかっていません。
一説にはこぐま座のアルカスとも言われていますが、星座絵で共に描かれるりょうけん座と合わせても誰かはわかっていません。

りょうけん座

ギリシャ語で「小さな星」を意味するアステリオンと「楽しみ」を意味するカラの2匹とされています。
ですが、星座そのものが1687年にへヴェリウスによって作られたため、神話はありません。
一説には、アルカス(こぐま座)が森に入る際に連れていた2匹の猟犬ともされます。
そうなるとアルカスはうしかい座の方がしっくり来ますが、はっきりとはわかっていません。

からす座

太陽神アポロンに仕えた銀色に輝くカラスですが、嘘をついたり仕事をサボったりしたため、アポロンが激怒し黒く色を変えた上に空に貼り付けにした姿とされています。
真っ黒にされたためカラスは見えませんが、打ち付ける際に使った銀の釘が夜空で輝いています。

かみのけ座

古代エジプトの王プトレマイオス3世の妻ベレニケ2世が、戦争に行った夫の無事を願って女神アフロディーテに捧げた髪の毛とされています。

うみへび座

ヘラクレスの十二の冒険のうち、2番目の怪物退治で退治されたヒドラになります。
「うみへび」となっていますが、実は泉に住む毒ヘビで頭が九つもある化けヘビなのです。

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