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【一時帰国】"巨人の国"から見た爆食ブーム

[初出:2008年1月]

久しぶりに帰った日本では、爆食ばやり。新春番組では、大食いタレントなるものが幅を利かせている。かつての早食いは時代遅れなのだという。人が延々と食べているところを見るのは、気持の悪いものだ。

日本人はことさらメタボリック症候群に敏感なはずではなかったか。あるいはその反動なのか。メガ食は一般の飲食業界でも流行りのようだ。超巨大バーガー、激盛り丼、特大お好み焼きなど枚挙に暇はない。なかには食べきればタダといった挑戦メニューも見かける。

しかし、肉食文化の国から来た図体のでかいドイツ人にしてみれば、特大といっても普通の一人前に近い。裏を返せば、ドイツでは中高年の過半数がメタボといっても過言ではない。一過性のブームならまだかわいい方なのかもしれない。

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