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宗教の自由|第7章 アメリカの宗教|アメリカでの40年間(1821-1861)


宗教の自由

ついに植民地が独立国家となり、アメリカ連邦が結成された時代、その指導者たちは無宗教でした。ベンジャミン・フランクリン、ジョン・アダムズ、トーマス・ジェファーソン、トーマス・ペイン、そしてアメリカ独立戦争のすべての指導者たちは、政治だけでなく宗教においてもほぼ自由思想家でした。彼らの中にはルターやカルヴァンよりもヴォルテールやルソーの信奉者が多くいました。アメリカ合衆国憲法により、議会は宗教の確立に関する法律、あるいは宗教の自由を奪う法律を制定することが禁じられています。憲法や法律にはモルモン教徒が大統領に選出されることを禁じるものはなく、実際に連邦議会にもモルモン教徒の代表者がいます。アメリカの憲法は一般的に宗教を無視するか、宗教の完全な自由を認めています。すべての宗派は自発的な原則に基づいて支援されています。

それでも、陸軍や海軍における牧師の任命や、毎日の会期が祈りで始まる連邦議会や州議会における宗教の認識は、必ずしも一貫しているわけではありません。しかし、これらの牧師は、あらゆる宗教の信仰を持つことができます。陸軍と海軍では、牧師のほとんどが英国国教会のアメリカ支部の信者です。議会や州議会でも同じかもしれません。影響力のある議員の友人がいて、人気の高い大臣であれば誰でも選出される可能性があります。時には町の牧師たちが順番に司式し、聖公会、ローマカトリック教会、メソジスト教会、バプテスト教会などの牧師たちが順番に祈りを捧げます。ケンタッキー州のクレイ氏(ヘンリー・クレイ、愛国的な同名のカシアス・マーセラスではない)は、かつてワシントンの下院に選出された牧師の友人である聖職者を議会で説教するように説得しました。また議員たちに、15分で地獄に落ちてまた戻ってくるほど上手に説教する仲間がいると告げました。彼より速い説教者を見つけるのは期待できなかったので、彼が選出されました。

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