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メモリメーカーを比較する際の注目点:【サードパーティの存在価値】

「どこ製のメモリを買おうか?」と悩んだとき、
皆さんはどういった点を注目していますか?

今回はサードパーティの存在意義に焦点をあてて説明しつつ、メモリメーカーを比較する際の参考になる内容にしました。

まず、サードパーティって何?というお話です。

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サードパーティとは「オリジナル製品を開発・販売している企業以外」のことを言います。メモリ業界ではモジュールハウスって呼んだりもします。

逆に「オリジナル製品を開発・販売している会社」をピュアメーカーと呼びます。この業界だとチップをオリジナルで作ってるメーカーになるので、チップメーカーと呼ぶこともあります。

前述したモジュールハウスという呼び方。サードパーティはピュアメーカーからチップを買ってモジュール品(SSDとかDIMMのことです)を作るので、モジュールを作るハウスって意味で使われてます。

つまり、Samsung, Micron, Western Digital 等はピュアメーカー(チップメーカー)となり、私たちTranscendはサードパーティとなります。
トランセンドはSamsung製やMicron製などのチップを購入して、DIMMやSSDを作っています。

一般的なイメージだと、ピュアメーカー=純正品は高いけど信頼できる、サードパーティは安いけどちょっと心配.....っていう感じでしょうか。

実は、そんなイメージとは全く違った、サードパーティが存在する理由があります。

じゃあサードパーティ品のメリットってなんだろう?
トランセンド製品を選ぶときの理由ってなんでしょう?

まず結論から言います。

ピュアメーカーが生産を終了した旧世代のSSDやメモリモジュールを、サードパーティは長期生産することができます。

そして、それこそが産業向けメモリとして重要であり、我々が存在する理由になるんです!


ピュアメーカー、つまりチップメーカーが作るのをやめたSSDやメモリモジュールを、トランセンドは作り続けることができるのです。

「いやいや、トランセンドはチップメーカーからチップを買ってるんだから、チップメーカーが生産終了したら、トランセンドだって手に入らなくなるんじゃないの?」と思うかもしれません。

では、その仕組みを説明していきます。

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DRAMやNANDチップを作ってるピュアメーカーは、自社製のチップを使って作るモジュール品(DIMMやSSD)も生産していますが、実際の彼らのメインターゲットは、数が多く売れる最先端のノートパソコンやサーバー向けです。

その為、新しいメモリモジュールが出てくると古い世代のメモリモジュールは最先端の製品向けには売れなくなるので、生産終了にしていきます。

DR4 メモリが最先端な世の中の主流になってきたら、DDR3 メモリは生産終了、と言った感じですね。

しかし、DDR3メモリモジュールに使われる『DDR3 DRAMチップ』単品は今後も生産され続けます。彼らが終了したのは、あくまで『完成品としてのDDR3 メモリモジュール』であり、その部材であるDRAMチップは作り続けるわけです。

つまり、DDR3を使用したSSDはもう作らないけど、DDR3のチップ自体はずっと作っている、ということです。

そういうわけで、Transcendはチップを買い続けることができるし、モジュール品を作り続けることができます。

DIMM長期供給


「そして、それこそが産業向けメモリとして重要で、我々が存在する理由になるんです!」といった部分。

法人用・産業機器への組込み用でメモリを使ってる企業の多くは、彼らの機器に組み込んで使用するため、まだまだ5年・10年と DDR3 メモリモジュールを長期で買い続けなければいけません。

そこで必要とされるのが、同じ製品を長期供給することができるトランセンドのようなサードパーティなのです!

トランセンドは今後も、DDR3のチップをピュアメーカーから安定して仕入れることができるので、それを使って台湾の自社工場で『DDR3 メモリモジュール』を製造、お客様へ販売し続ける事ができます。

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実際に、トランセンドジャパンでも10年間以上、某国内メーカー様向けにDDR2のメモリモジュールを継続供給しています。

一方Samsungでは、既に数年前にはDDR3メモリモジュールも生産を止めてますので、DDR2メモリモジュールはそれこそ10年前には終わってました。

そのメーカー様からも『10年前にトランセンドを選んで良かった』と感謝の言葉をいただいたところです。

チップメーカーがDRAMチップを供給してくれる限りは、トランセンドはそれをモジュール化して世界にお届けし続けしていきます。

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最後に。

メーカーを選ぶときの注目点として、「長期にわたり高品質なDRAMチップを使った製品の供給を続けられること」に加え、もう一つ重要な事があります。

それは、『サードパーティとして、健全な経営状態か』という点です。

サードパーティにも色々ありますが、トランセンドの強みは経営状態が健全な点です。

『安いだけでメーカーを選んだ結果、経営状態が悪く事業撤退となった為、結局メモリモジュールを長期で買えなくなった!』なんて話はメモリ界隈では良くある話です。

購入者側として、価格面と経営面、2つのバランスを見て判断する事が大事だと思います。

もちろん....最先端の製品については、
チップメーカー製がベストチョイス。

メモリに関するちょっとした悩みなど、弊社にご相談いただけたら幸いです。あ、「このパソコンに適合するメモリ教えて」とかは代理店様にご連絡お願いします。。。得意じゃないもので、、、。

お問合せは下記までお気軽にご連絡ください!!

mktg_embjp@transcend-info.com
トランセンドジャパン プロジェクト営業部 宛
Websiteからもお問合せできます
https://jp.transcend-info.com/pr/gac/v3/SSD.html


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