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論文図解サイト コロナウイルス、コロナワクチン等最近の話題に関する学術論文を日本語に翻訳、分かりやすいスライド形式にまとめて投稿しています。

最近の記事

BNT162b2ワクチン4回目投与後の6ヶ月間の追跡調査

概要 以前紹介した医療従事者を対象とした前向きコホート研究(1)において、我々は、オミクロン株(主にBA.1およびBA.2)がイスラエルで優勢であった期間に6ヶ月間の追跡調査を行い、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するBNT162b2ワクチン(Pfizer BioNTech)4回目の接種による液性応答とワクチン効果を評価した。  SARS-CoV-2感染の既往がない参加者のうち、6,113人が抗体免疫性反応の解析に、11,176人がワクチン効果

    • BNT162b2とmRNA1273 COVID-19ワクチン4回目の投与における免疫原性及び有効性;3ヶ月間の追跡調査

      概要 現在進行中のCOVID-19パンデミックに対するブースター投与が多くの国で検討されている。我々は、3回目のBNT162b2投与の4カ月後に実施した、BNT162b2とmRNA1273を比較する4回目のワクチン投与試験に参加した参加者700名を対象とした、3カ月間の追跡調査を報告する。主要評価項目としてIgG、中和抗体、微量中和能、副次評価項目としてIgAとT細胞の活性化のレベル、そしてSARS-CoV-2感染と実質的な症候性疾患の臨床的評価を行う。免疫反応の衰えは追跡調

      • 米国におけるCOVID-19 mRNAブースターとインフルエンザワクチン同時接種の反応原性

        概要重要性  COVID-19および季節性インフルエンザワクチンは、呼吸器感染症およびその重篤な合併症を予防するために不可欠である。ワクチンの同時接種は効率的であり、各ワクチンの接種率を向上させる可能性がある。しかし、COVID-19とインフルエンザワクチンの同時接種の安全性については十分に説明されていない。 目的  米国人口内における、COVID-19 mRNAブースターワクチンと季節性インフルエンザワクチンの同時接種に関連する有害事象と健康への影響を評価すること。

        • COVID-19/インフルエンザワクチンの同時接種の重要性。公衆衛生上不可欠なツール

          要旨  ワクチンの同時接種は、経済的・物流的な利点だけでなく、接種率の向上など、公衆衛生上いくつかの利点を持つ重要な手段である。本研究の目的は、ワクチン同時接種を選択した医療従事者(HCW)とCOVID-19の接種のみを受けたHCWのCOVID-19初回ブースター接種(三回目接種)に対する免疫反応を評価・比較し、同時接種の経験に関する個人の意見を調査することである。そこで我々は二つのグループを使ったレトロスペクティブ解析(後ろ向き研究解析)を行った、両群ともCOVID-19ワ

        BNT162b2ワクチン4回目投与後の6ヶ月間の追跡調査

        • BNT162b2とmRNA1273 COVID-19ワクチン4回目の投与における免疫原性及び有効性;3ヶ月間の追跡調査

        • 米国におけるCOVID-19 mRNAブースターとインフルエンザワクチン同時接種の反応原性

        • COVID-19/インフルエンザワクチンの同時接種の重要性。公衆衛生上不可欠なツール

          イスラエルにおける医療従事者のBNT162bワクチン4回目接種とSARS-CoV-2感染との関連性

          概要 イスラエルでは医療従事者(HCW)の3回接種率が高いにもかかわらず、オミクロンの波でこのグループのSARS-CoV-2のブレークスルー感染が高い割合で観察された。その結果、イスラエル保省は、各病院の医療従事者達に4回目のワクチン接種を推奨することを決定した。 目的  4回目のBNT162b2(ファイザー)ワクチン接種がHCW間のブレークスルー感染率に及ぼす効果を評価すること。 デザイン・設定・参加者  この多施設コホート研究は、4回目接種期間の最初の月である2022年1

          イスラエルにおける医療従事者のBNT162bワクチン4回目接種とSARS-CoV-2感染との関連性

          SARS-CoV-2誘発肺滲出性血管炎におけるMyl9の上昇はMyl9を含む微小血栓を反映し、COVID-19の重症度を予見する

          概要 コロナウイルス症2019(COVID-19)の死亡率は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染による免疫異常や血小板の異常な活性化を伴う肺血管病理と強い相関があることが分かっている。我々は、COVID-19の血管炎と免疫血栓症の病態を調べるために、剖検サンプルの肺の発光走査電子顕微鏡による組織学的解析とエネルギー分散型X線分光法解析、末梢血単核細胞の単一細胞RNA配列決定を組み合わせた。その結果,SARS-CoV-2が肺血管に集積し,致死性のC

          SARS-CoV-2誘発肺滲出性血管炎におけるMyl9の上昇はMyl9を含む微小血栓を反映し、COVID-19の重症度を予見する

          SARS-CoV-2を捕らえて中和する抗体様タンパク質

          概要  SARS-CoV-2や将来のあらゆる未知の新生病原体と戦うために,高親和性抗体や抗体様タンパク質を産生するための速くて効果的な方法の開発は非常に重要である.我々は今回SARS-CoV-2スパイクタンパク質を含む様々な標的に対する複数の高親和性抗体様タンパクの高速試験管内選択を報告する.SARS-CoV-2スパイクタンパクに対するモノボディの配列は4日間で順調に獲得することが出来る.その上,入手したモノボディは患者の鼻腔ぬぐい液試料からSARS-CoV-2粒子を効率的に

          SARS-CoV-2を捕らえて中和する抗体様タンパク質

          ポストパンデミック期間を通したSARS-CoV-2の感染動態予想

          概要 新型肺炎コロナウイルス2感染(SARS-CoV-2)の未来を理解することが切迫してきている.我々はSARS-CoV-2感染モデルを伝えるために,季節による推定,免疫,アメリカからの時系列資料を使用したヒトコロナウイルスOC43とHKU1との交差免疫を使用した.我々は恐らく初回の最も激しい感染波の後に生じるであろうSARS-CoV-2による回帰性の冬季大流行を予想している.他の処置が存在せず,社会的距離を成功させるための重要な指標はクリティカルケアの容量を上回るかどうかと

          ポストパンデミック期間を通したSARS-CoV-2の感染動態予想