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森下仁道さんの今とこれから

こんにちは。Tranquiメンバーの速水です。

今回はサッカー選手として活躍されている森下仁道さん(25)の「今とこれから」に迫ります。最近はオンライン英会話を起業、YouTube活動始動など様々なフィールドでも挑戦をされています。そんな仁道さんが目標に向かって挑み続ける理由、そしてその熱意はどこから湧いてくるのでしょうか?

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大学在学中、プロサッカー選手を目指してザンビアに渡航された仁道さん。渡航中は、ザンビアトップリーグのFC MUZAと契約をしプロサッカー選手としてキャリアをスタートされました。

ーーーーアフリカから帰国されたのがおよそ1年前、それからどのような心境の変化がありましたか。

仁道:帰国後すぐに、日本でJリーガーになるという次なる目標のために、Jリーグの練習に参加する機会を頂きました。これは自分にとって大きな成果でしたが、予期せぬ怪我、そして身内を失い、サッカー以上に大切なものに気付き、もう一度サッカーをやる意味について改めて問い直すようになりました。一度はサッカーをやめて違う道へ進むことも考えましたが、そんな時に辿り着いたのが、家族や友人、自分を応援してくれる仲間の存在でした。父の「まだ仁道にサッカーができる環境があるならば応援したいし、悔いが残らないよう挑戦して欲しい。」という一言が頑張る大きなモチベーションとなり、もう一度”アフリカ”の地で自分らしいサッカーを追究しようと決めました。

ーーーーそんな中、新型コロナウイルスが蔓延してしまいましたが、どのような影響がありましたか。

仁道:アフリカへ渡航を決意したのが、2020年の3月頃です。渡航はできなかったものの、いつでも行けるような準備をしていましたし、現在も準備をしています。

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(現在は茨城県つくば市を拠点にサッカーのトレーニングを継続されているそうです。)

仁道:また、1年間アフリカで生活したことで言葉では言い表せないほどの文化の違いを痛感し、プロ選手で生活していく上で課題も目の当たりにしました。そこでアフリカでは、「サッカーしかできない選手」ではなく、「サッカーをしながら〇〇もできる人材」になりたいと考えました。そこで自分が社会にギブできることは何か?を考え、思い立ったのがオンライン英会話学習とYouTube活動でした。

ーーーーオンライン英会話を一からスタートアップしようと思ったきっかけは何でしたか。

仁道:もちろん、アフリカでサッカーに集中する環境を作るために経済的に安定する手段を作りたいということもあります。しかし、自分で立ち上げた組織でお金を生み出す経験を積みたかったことが大きな理由です。私がアフリカの地でプロサッカー選手として契約を結ぶことができたのは、第一に現地の方々とコミュニケーションを交わすことができたからです。この原体験があったからこそ、Tranquiをはじめとしたスポーツ分野でグローバルに挑戦したい方々の背中を押したいと思いました。

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(オンライン英会話「EvolvEng」の運営メンバー)

ーーーー仁道さんはオンラインによる支援・教育に今後どういった価値が生まれると感じていますか。

仁道:教育格差が開く一方で、オンライン教育により、世界との境界がますます薄くなっていくのではないかと感じています。私がアフリカへ行った後も日本にいる生徒さんに英会話レッスンを行えるという点も魅力の一つです。今はその準備段階ですね。

ーーーーでは、もう一つの側面であるYouTubeチャンネル開設はどのようなきっかけで始められましたか。

仁道:私が日本にいてもアフリカにいても世界中どこでサッカーをしていても、自分を応援してくれる大切な家族や仲間、ファンの方々に勇気を与えたいという想いがチャンネルを始めた大きなきっかけです。JinDoチャンネルは現在、7名の仲間が協力してくれています。この仲間たちが私の活動に共感し、応援してくれたおかげで、こうしてスタートすることができました。またこのチャンネルを通して、同じような志を持つ方々の挑戦に対して一歩踏み出す勇気を与えられたら嬉しいです!もちろんアフリカでも配信し続ける予定ですので楽しみにしていてください。

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(YouTubeチャンネル【JinDo】運営メンバー)

ーーーー今後はどういう予定ですか。

仁道:2021年2月頃、ルワンダかケニアへ渡航し再びサッカー選手としてプロ契約を交わしたいです。アフリカンリーガーとして世界に挑み、サッカー界だけでなく日本社会にインパクトを残したいです。もちろん、オンライン英会話やYouTube活動も地盤を固めて仕事の一つとして形にしていきたいです。

ーーーー再びアフリカへ挑まれるそうですが、なぜもう一度アフリカを選ばれたのですか?

仁道:アフリカでは、日本とは極端な異文化で己と向き合わざるを得ません。実際に現地では、白人や黄色人種に対する差別を受けたこともあり、文化の違いを受け入れることに苦労した時期がありました。しかし、プロサッカー選手として現地の方々に助けられ、応援され、受容されていく経験は私の中で大きな収穫でした。地元のスーパーやサッカー普及活動の場(小学校)で子どもから大人まで”FC MUZAのJindoだ”と呼んでもらえたこともありました。それは純粋に嬉しかったですし、アフリカでもっともっと名を挙げるてやる!と気合いが入り、もう一度この地で挑戦したいと強く思うようになりました。アフリカにはアフリカの価値や思想があって、自分の持っているものと比べたり、自分の考えを押し付けたりするものではない、まずは相手を理解し受け入れてみよう!と思えたのも一つの理由です。

ーーーー仁道さんご自身が思う強みはなんですか。

仁道:人と向き合う際、どんな相手であっても自分の想いを発言できることですかね。これは日頃から意識しています。相手は年上、年下関係なくです。つまり、相手が小学生であっても相手の考えを尊重した上で自分の意見はしっかり伝えるようにしています。根底には相手へのリスペクトがありますが、あくまで意見を言ったり聞いたりするのは対等な関係でいたいです。

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ーーーー最後に、常に目標に向かって挑戦され続ける仁道さんですが、日頃から大切にされていることは何ですか。

仁道:1人でできることは限られているため、人との出会いを大切にしています。しかし、ただ会うだけでなく、自分なりに”出会い”に意味づけをしたり、常に物事をポジティブに捉えるよう意識したりしています。また、私は挑戦や夢、目標は周りから馬鹿にされるようなものであっても良いと思っています。そもそも夢や目標を具体的にイメージできなければ実現は難しいと思うので、応援してくれる仲間と夢や目標を語り合う時間も大切にしています。これからもそんな素敵な仲間、家族そしてサポートしてくれる方々を大切に活動していきます!

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ーーーー来年のアフリカでのご活躍も楽しみにしています!ありがとうございました。

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森下 仁道 | Jindo Morishita
1995年生まれ。筑波大学国際総合学類卒業。
在学中に休学し、ザンビア共和国でプロサッカー選手としてデビュー。
幼少期をオランダで過ごし、サッカーをはじめる。17歳の頃高校を1年休学しインドネシアにサッカー留学。帰国後は筑波大学に入学し、体育会蹴球部(サッカー部)に入部するも夢だったJリーガーになれず1年休学し、アフリカへ。2019年1月ザンビア共和国のトップリーグ所属「FC MUZA」とプロ契約を締結し、同年3月プロデビュー。選手活動以外にも「スポーツを通じた国際開発」分野のNGOやスポーツ組織でのインターン活動、パーソナルトレーナー起業など精力的に取り組む。現在は再度アフリカンリーガーになる挑戦に向け準備中。挑戦の様子をお届けするYouTubeチャンネル【JinDo】を先日開設。トビタテ9期生、第5回トビタテ留学成果報告会最優秀賞、特別賞受賞。2020年筑波大学校友会賞受賞者。
Twitter: @SoccerJindo
YouTube: http://www.youtube.com/c/JinDochannel

取材・文/速水舞|Mai Hayamizu
人との出会いを大切にしながら記事を生み出すことをモットーに執筆活動中。スポーツだけでなくその周りにある物事やその人の気持ちに焦点を当てている。

<編集後記> 速水:現在、海外への渡航が制限させる中、仁道さんは何をされていて、どのようなビジョンをお持ちなのか、について楽しくお話しさせていただきました。仁道さんはとにかく止まっている暇はないんだ!と言わんばかりに目標に向かって進み続けている方でした。オンライン英会話についてお聞きした際には説明会まで始まりましたから(笑)とにかくエネルギッシュな方です!来年はアフリカでの活動もお伝えしていきたいと考えております。今後ともTranquiの活動をよろしくお願いします。

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