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コーディネーターの1日

今回は私コーディネーター小口のよくある1日をご紹介します。季節によって業務内容の割合は変わりますが、だいたいこのようなスケジュールで過ごしています♪

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■6時:起床。朝食とお弁当づくり
■7時:朝食をとりつつ身支度
■8時:家事(出社日は移動)
■9時半:始業
午前中は主にリーディングのチェック&手配。レジュメのチェックは、1本につき約30分~3時間かかります。
■12時半~13時半:昼休憩
■13時半:午後の作業
翻訳案件の原稿チェックやキックオフ、リーディング、請求書の処理など。
■18時:終業(出社日は退社)
18~21時は基本的に主婦業に専念。日中終わらなかった作業は21時以降に行うことも。
■24時:就寝
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<リーディング>
翻訳コーディネーターというと翻訳原稿を読むのが主な仕事と思われそうですが、意外と時間をかけているのがリーディングです。ほとんどのご依頼が「2~3週間で納品」のため、受注したその日になるべく早くリーダー様を探さなければなりません。

この手配作業がなかなか難しく、例えばここ数年のトレンドである理系の書籍は、翻訳でも受注が増えているため稼働していないリーダー様を探すのが至難の業。「リーダーがつかまったら正式受注にさせてください」と編集者様にお願いすることもあります。

リーダー様から届いたレジュメは、用語や読みやすさをチェックして納品します。今年はビジネス書、自己啓発、人工知能、思想哲学、歴史、文化史、自然科学、エッセイなどのご依頼が多い印象です。2023年はスポーツの国際大会が多いので、スポーツ関連が増えると予想していたのですが、今のところ私の予想は外れています😓

また海外進出に力を入れる国内の出版社から和書のリーディング依頼も増えていて、サマライズから英訳までご依頼いただくため数カ月かけて取り組んでいます。

<翻訳>
社内のコーディネーターは常に10本近い翻訳案件を抱えています。私が最近担当した本は、ビジネス書やコーチング、ポピュラーサイエンス、政治経済、歴史、文化史、思想哲学、アート、論文集、趣味・育児・エッセイなど。分野はわりと分散しています。

納期は1冊あたり3カ月から、長いものだと1年以上です。以前は読みやすさを重視した自己啓発などが多かったのですが、最近は読みごたえのある大著が増えています。正確で読みやすい訳文を目指すのはもちろんですが、原文に問題があるときは早めに編集者様に連絡するよう心掛けています。ものによっては、原著者への提案・質問を訳者様に作成いただくこともあり、そんなときほど編集者様から訳者様への信頼が増すようです。

<休日の過ごし方>
事務作業や打ち合わせもあるため、コーディネーターの仕事は緊急度の高いものと低いものが入り交じっています。ともすると休日も仕事に費やしがちですが、気分転換しなければ集中力も低下する一方。なので私は家事を「リフレッシュ」と呼んでいます🤣

この夏のリフレッシュは初めて挑戦した甘めの梅干しです。塩×氷砂糖と、らっきょう酢を使う2パターンを作りました。全然期待してなかったのですが(苦笑)、市販の梅のお菓子のようになったのでお茶請けとしてパクパク食べています。

塩分控えめなので1度に5~6個食べちゃいます

今回紹介したのはよくある1日の過ごし方ですが、リーディングの多い時期には翻訳原稿を1文字も読めずに1日が終わることも……。「でもやるんだよ」「やれば終わる」と自分に言い聞かせながら続けています。

☘️コーディネーター小口☘️

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