部屋一面のブルー
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部屋一面のブルー

コロナウイルスが猛威を振るい始めてから早くも1年半になろうとしています。最近は訳者のみなさんとも「今週末がワクチン接種です」「副反応軽く済みますように……!」などのやり取りが増えました。みなさんのお住まいの地域でも、ワクチン接種が順調に進んでいらっしゃるでしょうか?

8月は家族の入院や身内の不幸が重なり、薄暗いトンネルの中にいるような毎日でした(←コロナ感染ではありません)。コロナ禍のためお見舞いも葬儀への出席も叶いませんでしたが、知らぬ間に疲れが溜まっていたようです。やっと「トンネル抜けた!」と思えたのが9月に入ってからでした。

トンネルを抜けたと同時に、慌てて準備を始めたのが成人式の前撮り準備です。自分の振袖を娘が着る日なんて、まだまだ何年も先だと思っていたのに……私が誰よりビックリしている気がします(笑)

着物と帯は私のものをそのまま流用し、帯揚げや帯締め、髪飾りなどの小物は娘の雰囲気に合わせて新調することにしました。とはいえコロナ禍ですから、実物を見に行くこともできません。夜な夜なネットで探しては、LINEで娘とURLを送り合い「あーでもない」「こーでもない」とやっています。

準備の最中、ブルーにパステルカラーの草花が散りばめられた着物を床に広げると、それだけで部屋が明るい雰囲気に。部屋だけでなく、見ているこちらも心がふんわり軽くなったような気がしました。「あーそうか、私こういうのを欲していたんだ……」家に引きこもり、うがい手洗いアルコール消毒に必死になっていた1年半、ほんとうはキラキラとした華やかさや愉しみを欲していたんだな、と自らの心のうちに気づかされた瞬間でした。

着物ほど、色や素材がもつ力を感じさせるものはないかもしれません。句読点のないコロナ禍の暮らしに飽き飽きしてきたので、次に洋服や雑貨を買うときには、今までは買わなかったような色や素材を探してみようと思っています。

撮影を控えた今、気分は結構ウキウキです。大人数集まっての撮影や親族での食事会などはできませんが、静かに、でもあたたかく娘の人生の節目を祝ってあげたいなと思っています。

着物小物

新旧混合の髪飾り。手作りと既製品をうまく取り合わせて。


                            小口ちひろ

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