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山下英治さんの第四詩集が発売されました

 悲しみが降らせた雨は穏やかに磨かれ、澄んだ小川へと集まり、やがて温かな春の海へと辿り着く。

 清水を掬い上げるかのように、彼は詩を紡ぐ――


 今月のはじめ、山下英治さんの第四詩集「小川のせせらぎのように」が発売されました。このnoteはそのお知らせです。このnoteの冒頭は、私が彼の詩集を拝読した際に湧き上がった感情をを帯文として書いたものです。お手に取られる冊子にも同じ帯文が入っています。

 帯文には、何かしらのかたちで英治さんの詩集に組み込まれている言葉を散りばめています。今回で言うと、「悲しみ」「雨」「小川」「春の海」がそれに相当します。お読みになられる方はぜひ、どの詩にそのエッセンスが含まれているか、探しながら味わっていただけますと幸いです。

 また、今年の二月に発売された英治さんの第一〜三詩集をお持ちの方は、こちらを再読されることで、また新たな発見ができる気がしています。英治さんがご自身のご病気とどう向き合われていられるのか、日々の暮らしから差し込む光をどう取り込んでいられるのか。そういう視点におけるささやかな変化が感じ取れるのではないかと思います。


 表紙のお話に移りますが、第四詩集も、表紙は空すずめさんが手掛けていらっしゃいます。ちなみに、英治さんの詩集に使われているイラストは書き下ろしです。爽やかな風が今にも伝わってきそう。詩集の内容とも非常に合っていて素敵です。

 前回、第三詩集では詩集の発売記念として、空すずめさんが描かれたイラストを使用した栞を頒布しましたが、なんと今回もオリジナル特製栞を頒布中です。

 上記の引用ツイートの通り、予定では本日7/17までの頒布でしたが、今回特別に頒布期間を延長することになりました。本日までに栞を手に入れられなかったという方は、以下の番号で手に入れることが可能です。期間は7/24まで。ぜひこの機会にお手にとってみてはいかがでしょうか。

英治さんセレクト  :29566318
空すずめさんセレクト:14664547
寅三奈セレクト   :46518113

頒布期間は 7/24 23:59:59 まで

 

  

ここまでお読みいただきありがとうございました。 いただいた御恩は忘れません。