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自由律かるたのやゆよ
こんばんは、寅三奈です。
本日は自由律かるたのまとめ記事。今回は「や」行。
白・黒・食べ物・ワインをテーマに、「や」から「よ」で始まる自作の自由律俳句を集めて、それぞれ所感を添えました。どうぞごゆっくりお立ち寄りください。
自由律かるた:
「自由律かるた製作委員会」様主催(@JI_karuta)のTwitter投句企画。架空のかるたを製作するつもりで「あ」から「ん」まで始まる自由律俳句を参加者が投稿し、毎週その中から一句を選ぶというもの。
皆様いつも積極的な投句をありがとうございます😀
— 自由律かるた製作委員会 (@JI_karuta) January 29, 2020
あ行もついに佳境(?)に入って参りましたので、この辺で改めてルールをひとまとめにしました。
文字が多くてすみませんが、ぜひご一読ください🙏
※ちなみに直近でのお知らせ以降の変更点は特にありません。 pic.twitter.com/YfrPth4Tm6
⌘これまでの自由律かるたの自句まとめ記事はこちらからご覧いただけます⌘
今回はサクッと行くよ♫
ホッと白い句
▶︎や
休みやすみありんこ歩く
▶︎ゆ
湯ぶねでこっそり犬かき
▶︎よ
弱まる灯火を守るように手
「ゆ」の句に最も多くの反応が集まりました。
湯ぶねでこっそり犬かき、温泉って感じがしますよね!…あれ? そんなに犬かきなんてされない・・・!? そうなの・・・? (恥ずかしくなる)
ぴりり黒い句
▶︎や
厄除開運長寿と護摩木の写経めく
▶︎ゆ
ゆがんだしゃぼん玉割れて消えて無
▶︎よ
翌月まで予定が見えないのでと断る
こちらも「ゆ」の句に最も多くの反応が集まりました。「や」はお正月になるとよくやってしまいます。厄除開運長寿学業成就・・・。まったくキリがないですね。
食べ物句
▶︎や
焼き鳥の香りに誘われて屋台
▶︎ゆ
ゆっくりと汲み上げる湯葉の白
▶︎よ
洋梨とお砂糖と小夜を煮詰める
またまたこちらも「ゆ」の句に最も多くの反応が集まりました。湯葉、美味しいですよね。お豆腐屋さんの湯葉が大好きです。ちなみにやきとりの句も人気でした。この句をTwitterに投稿した日の我が家の晩ご飯は焼き鳥でした。
ワイン句
▶︎や
ヤマ・ソーヴィニョン洋と和が溶けゆく
<ワイン用語解説>
— とらみな(寅三奈) |LINEスタンプはじめました (@tramina_tramine) September 11, 2020
ヤマ・ソーヴィニョン:日本のヤマブドウとヨーロッパ系品種のカベルネ・ソーヴィニョンとを交配させた赤ワイン用ブドウ品種。
1990年に山梨大学の山川祥秀教授が開発。
カベルネの上品で芳醇な香りとヤマブドウのスパイシーさを味わえる。
参考https://t.co/kbU6FceKMY
▶︎ゆ
ユニ・ブランのごと幾つもの名を持つ君
〈ワイン用語解説〉
— とらみな(寅三奈) |LINEスタンプはじめました (@tramina_tramine) September 18, 2020
ユニ・ブラン: イタリアとフランスを中心に、世界各地で栽培されている白ワイン用ぶどう品種。高い酸味が特徴。別名(シノニム)が複数ある。
別名一覧
【フランス】ユニ・ブラン
もしくは
サンテミリオン・デ・シャラント
【イタリア】トレッビアーノ
この品種に限らず、→
国や地域によって呼び方が変わるブドウ品種は沢山存在する。
— とらみな(寅三奈) |LINEスタンプはじめました (@tramina_tramine) September 18, 2020
ユニ・ブランはフランスで最も広く栽培されている品種だが、多くはコニャック、アルマニャックをはじめとするブランデーの原料としてである。
イタリアでも栽培面積は上位。カジュアルに楽しめるワインとして親しまれている。
参考1:Wikipedia(今回は一番Wikiがシンプルでスッと入る解説でした。)https://t.co/rPIorJ7rvr
— とらみな(寅三奈) |LINEスタンプはじめました (@tramina_tramine) September 18, 2020
参考2: (この方の記事は読んでいて楽しくなるし分かりやすく、ワイン好きにはたまらない。こういうワイン文を書いてみたいものだなあ。)https://t.co/cQd3j0wyKe
▶︎よ
余韻の香るグラスの空っぽ
<ワイン用語解説>
— とらみな(寅三奈) |LINEスタンプはじめました (@tramina_tramine) September 25, 2020
余韻:ワインを飲んだ後に香味がとどまる時間、持続性のこと。
心地よい香味が長く留まれば留まるほどワインの質は良いと言われている。
余韻の持続性を秒数で表現することもある。
質の良いワインは、飲み切った空のグラスにも良い香りが残る。
参考:https://t.co/XT0Q8WB6dK
「よ」の句に最も多くの反応が集まりました。「よ」のワイン句を作っていた時にふと頭の中に浮かんだのが
余市の垣根仕立てで愛を叫ぶ
セカチューか!笑
と思わずセルフツッコミをした後、冷静に句を考えました。
※余市: 北海道最大のワイン産地。海にむかってなだらかに開けた丘陵地に垣根仕立てのぶどう畑が広がる。ケルナー、ミュラー・トゥルガウなどのドイツ系のぶどう品種を主体にしていたが、近年日本では難しいと言われていたピノ・ノワールの栽培地として注目を集めている。
(引用:サントリーワインスクエアのワイン辞典)
※セカチュー:「世界の中心で愛を叫ぶ」
日本の小説家・片山恭一の青春恋愛小説である。小学館より2001年4月に刊行。通称「セカチュー」。
2004年以降、漫画化・映画化・テレビドラマ化・ラジオドラマ化・舞台化されている。
(引用:Wikipedia)
かるた自選句やゆよ
▶︎や
焼き鳥の香りに誘われて屋台
▶︎ゆ
ゆっくりと汲み上げる湯葉の白
▶︎よ
余韻の香るグラスの空っぽ
食べ物句から二句、ワイン句から一句。食いしん坊ですね!
焼き鳥の香りに誘われて、ビールを一杯。ゆっくり汲み上げた真っ白な湯葉と共にいただく地酒。御馳走と一緒に味わったワインは、飲み干した空っぽのグラスにも余韻が香る。良いね、イイね! 想像しただけで幸せだ。
おわりに
前回の自由律かるたの「おわりに」でも触れた、「コロナ句集製作委員会」。
ついに、句集が発行されました!!!
コロナ禍に生まれた自由律俳句、詩などを集めた句集「コロナの詩」が本日リリースされました。
— コロナ句集製作委員会 (@corona_kushu) September 17, 2020
Twitter発の作品集です。
ご投稿いただいた皆様、本当にありがとうございました。
この今を残し、有意義な未来につながりますように。
コロナの詩: https://t.co/3RDkevEnxT @amazonJPより
大きな拍手を贈りたい気持ちです。タグチユウスケさん、素敵な企画をありがとうございました!
今回はここまで。お付き合いくださりありがとうございました。次回は「ら」行が完成した頃に。
ここまでお読みいただきありがとうございました。 いただいた御恩は忘れません。