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筋肉の収縮と弛緩、カルシウムイオンとマグネシウムイオンの関係性

筋肉の収縮と解放、カルシウムイオンとマグネシウムイオンの関係性

高円寺 パーソナルトレーニングジム『TRAINER’S GYM 高円寺店』所属パーソナルトレーナー古林修が記載します。今回の記事は、『筋肉の収縮と弛緩』についてご紹介いたします。


筋肉の収縮とは?

筋肉が神経の刺激などで収縮すること。筋肉の短縮を伴う収縮(等張性収縮)と伴わないもの(等尺性収縮)がある。神経からの刺激が筋細胞内の小胞体に伝えられると,小胞体の内部の膜にたくわえられていたカルシウムイオンが放出される。その結果,マグネシウムイオンとアデノシン三リン酸(ATP)の存在の下で,筋原繊維を構成しているアクチンとミオシン(アクトミオシン)が相対的にすべり込み,筋肉が収縮する。アクチン,ミオシンの各フィラメントの長さは変化せず,相対的な位置の変化のみで筋肉の全長が変わるわけである。弛緩(しかん)はカルシウムイオンが小胞体に再吸着されることによる。


カルシウムイオンとは?

カルシウムといえば何を思いますか?
骨の成長に関与するのは有名な話かと思います。

しかし、カルシウムはそれだけでなく筋肉の収縮(力の発揮)にも大きく関与しているのです。筋組織内の筋小胞体という細胞内小器官にはカルシウムイオンが貯蔵されており、筋が収縮するときに一斉に放出され、筋線維内に放出されたカルシウムイオンがアクチンとミオシンを結合させ、滑り込みが起こります。 カルシウムは骨を作るだけではなく、力を発揮する源でもあるのです。


筋肉の痙攣
筋肉が痙攣を起こす時には上記説明しました反応、筋収縮が連続で起こり続けることによって引き起こされます。

そこで摂取なければいけないミネラル分が存在します。
マグネシウムです。
マグネシウムには以下の効果もあります。

* 低カルシウム血症
* 骨粗しょう症
* 心疾患
* 筋肉の痙攣(けいれん)
* 冠動脈のれん縮
* 神経・精神疾患
* 不整脈
* 食欲不振、下痢、便秘 など

上記のようにマグネシウムが不足すると身体中の筋肉の反応が悪くなり腸内の環境が悪くなるなどの症状も起こります。
人間の体はほとんどが筋肉で構成されています。
トレーニングをしているしていない関係なしに筋肉はあらゆる人に存在しています。
まとめ

いかがでしたか?

今回は少しマニアックな内容となってしまいましたが、、、

カルシウムとマグネシウムはブラザーイオンといわれるほど重要な関係を持っています。
ひとのからだは60兆個の細胞からなっていますが、その一つひとつの細胞の中と外にカルシウムとマグネシウムがきちんとした割合でいてくれることがとても重要になっていると考えられています。このおかげで、血管の緊張性を保つことができたり、心臓がきちんと動いたりできているのです。
また、マグネシウムが足りなくなると、カルシウムの値も一緒に下がってしまうこともいわれています。

今回の記事はTRAINER’S GYM 高円寺店パーソナルトレーナー古林修が記載しました。



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