見出し画像

過去の経験による条件付け


瞑想を継続していると、自分の人生に対する向き合い方が、過去の経験によっていかに影響を及ぼされているのか、ということに気づいていきます。

経験により積み重なって出来上がった条件付け、生きている年数が長ければ長いほど、それを変えることは容易なことでありませんが、まずは気づいていくことからチャレンジしてみましょう。


生まれたばかりの赤ちゃん

例えば、生まれたばかりの赤ちゃんは、恥や失敗、成功体験経験があリません。

うんちやおしっこをしたい時にして、お腹が空けば泣きます。
やりたいことが達成できないと、大泣きします。

でも、わたし達は成長とともにみんないろんな経験をしていきます。

そんな自分の人生の経験を通して、知らずのうちに条件付け(思い込みや思い込みによるストーリー作り)が出来上がっていきます。
そして、その条件付けが行動や人生における大切な決断にも影響を及ぼしていくわけです。

思い切り泣ける機会を多く得られた赤ちゃんは、感情の表現を容易にできるように育つかもしれません。一方で、感情の自己コントロール力が課題になるかもしれません。

あるいは、泣くことで怒られる経験をたくさんした赤ちゃんは、感情の表現下手に育つかもしれません。怒られないような行動に走りがちになり、思いを伝える力が弱まるかもしれません。

もちろん元々の性質もベースにありますが、少なくとも、生きていた経験がこのように条件付けに影響を及ぼし、行動にも影響を与え、さらには元々持っている性質や性格を強めたりすることもあると思います。


わたしの条件付けの気づき

わたしは小学校受験をした経験があります。
親戚一同が通っている学校でした。
同じ年の従兄弟は合格し、わたしは不合格でした。

その時はほんの6歳の子供でしたが、恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなかったことを覚えています。

それから数年、「自分は勉強のできない人間」という劣等感で自分に条件付けをしてしまっていました。
自分に自信をなかなか持てない分、努力でその自信のなさを埋めようとしてきました。
今思えば、自分に厳しすぎる一面があったと思います。

そして、今、娘が中学受験を目指していますが、わたしと同じ失敗経験をさせないよう力の入っている自分にふと気づきます。

もちろん、受験をさせる元々の同期は別の理由でしたが、通塾が始まると無意識の領域で、娘に自分の果たせなかった、得られなかった体験をReflectionしようとしている自分に気がつきます。

スタートしたからには、誰でも失敗はしたくないものだと思いますが、成功させようとする思いが強めに出てしまっている自分に気づきます。

これにも過去の条件付けが影響してきているのだと確信します。

(ちなみに、大人になって親から話を聞くと、わたしは小学校受験対策を全くしていないまま、当日受験に挑んだと言います、、、。それを聞いて、長年の劣等感は一気に消えていきました 笑)

瞑想を継続していると自分についての理解が深まる一方で、知りたくない自分に触れることもあります。

自分の奥底に触れたときには、特にそんな自分の勇気を讃えてあげてみましょう。

瞑想は自分で自分に優しさ(Compassion)を向ける力を養ってくれます。


毎週(木)20:30〜 定期瞑想会(無料)

瞑想の他に読書会、参加者が増えて時間があればQ&A、シェアリングを行えるコミュニティにしていけると嬉しいです。

特別なことをするわけではありませんが、静かな時間をみなさんで共有できる場となりますように。

zoomリンク👇
https://us02web.zoom.us/j/81439963100
PW:mbsr

PWが必要ですのでご留意ください。


よろしければ、サポートをお願いします🤲 みなさまにお役に立つ情報を記事にさせて頂きます!