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投資関連の本の紹介

株式投資で初心者を卒業するために実践したい25のこと


 さて本日は株に関する本の紹介と個人的な感想をお伝えします。株式投資の勉強をしようと思ったとき、よくオススメされるのがセミナーへの参加や、お金に関する勉強をメインにした講座の受講などがあると思います。しかし、結構この手のものは、価格が高い事が往々にしてあります。まだ悩んでいる段階でこの金額を支払うのは難しいなと、思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、お手軽なのが投資関連の本だと思います。ただ世の中には数多の本があり、どれが初心者向けなのか、ハッキリ言ってわからないものだらけです。私は手あたり次第に読んでいますので、投資歴数か月の人から見た、読みやすさなど含めてご紹介していきたいと思います。

もしこの記事を見て、気になった方がいれば嬉しいですし、是非読まれた方がいればご感想を教えていただけると幸いです。

初級から中級者を目指す方向け

 早速本題に入りたいと思います。本日ご紹介するのは、「株式投資で初心者を卒業するために実践したい25のこと: 成果を出したい株初心者のための実践本!」です。著者は、かたやま りえ様です。AmazonのKindle本で出版されています。2021年3月21日に発売され、なんと6月20日現在、Amazon 売れ筋ランキング「株式投資・投資信託」部門で堂々の1位となっております。

株式投資の一生モノスキルを得られる実践例が盛りだくさん

 この本は株式投資初心者の人でも実践でき、そして初心者を卒業できるための25項目の実践方法が書かれています。さらにメッセージとして、「株式投資で大切なことのひとつに、 儲けるより楽しむという思い」を伝えています。この25の実践を繰り返すことで、初心者を卒業し、一生モノのスキルを身につけることができるようになると書かれています。本当に、心強いアドバイスと優しい応援がたくさん詰まった本となっております。

私の活用例①「世界主要国の株価と主要指標のチェック」

 私は見習いレベルの初心者なので、この25個すべての項目を常に実践していくのはまだ難しいのですが、取り入れられる範囲で生活の一部としています。その一つに「世界主要国の株価と主要指標のチェック」を行っています。本の中では具体的にどのWEBサイトで、どんな指標をチェックし、さらにその指標が示す意味とは何かが記載されています。このアドバイスに基づき、指標をエクセルで記録しています。振り返ったときに、世界情勢の流れが少しでもわかるようにしています。また自分自身がその日感じた感想も付け加えています。

 例えば、『今日は午前中の日経平均が下がっていたので、狙っていた銘柄を買ってみたけど、よく考えたら、これから更に下がるかもしれなかったのに早まったことをしてしまった気がする。』といった銘柄を購入した後の気持ちを残しておいたり、『手持ちの株が上昇した!政治家が政策の方向性を発表して、関連する銘柄が上がったみたい。そしてアメリカの市場も今日は反発していたから、株価の上昇が大きかったのかな。』といったように株価が上昇した理由を自分なりに分析したメモを記録しています。
 きっとこうした指標のデータや自分の日記を積みかさねていくことで、将来の取引で銘柄を購入するか、売却するかの貴重な判断材料になると信じています。
 このように具体的にどう取り入れいくかが、分かりやすく書かれているので、実践のしやすさもピカイチだと思います。

私の活用例②目指せ「四季報の読破」

 そして私の次の目標としては、四季報の読破を目指しています。ちなみに四季報を読んだことはありますか?投資をされている方なら殆どの方が読まれているようですが、私は今まで触ったことすらありませんでした。最近本屋さんで購入して、開いてみたのですが、なんとまぁ字が細かい!透けそうなほど薄い紙に、まるで辞書のような細かな字がびっしりと敷き詰められています。大きさはB6サイズで私の持っているタブレット端末より少し小さいサイズです。しかし分厚いので、片手で持つのは少し厳しいですし、結構重いです。筋トレに有効活用できそうだなと思ってしまったほどです。四季報には見やすそうなワイド版という大きめのB5サイズもあるそうなので、そちらにすれば良かったかもしれないと思い調べたのですが、B5サイズのほうがちょっと高いようです。

 本書にて、かたやま様いわく、四季報を継続してよむメリットが2つあります。1つ目は、前回の会社四季報より業績予想が上ブレている銘柄をいち早くみつけられること。2つ目は、ざっくり目を通すことで、新たな銘柄を見つけられることです。確かに四季報は本当に情報の宝庫だと思います。見開きのページに上下2社ずつ、計4社の情報が決算の数字だけでなく、なんと月別チャートが3年分も掲載されています。この膨大な情報から、掘り出し銘柄や、狙うべき銘柄を探していくようです。そして、四季報で市場全体を見渡して、どんな会社が今、元気があるのかという広い視野が培われるのも魅力だろうと思います。まだ、かたやま様のように読破する日が来るのは遠いかもしれませんが、気になる銘柄や業界から頑張って読んでみようと思います。あとは、時折パラパラとめくって、新たな会社との出会いを楽しめたらいいなと思っています。

本書は株式投資の中級者を目指したい方に是非おすすめ!

 株式投資を始めて数か月の方やちょっと投資に行き詰まりを感じている方にぜひおすすめしたい本です。読んだ後、早速やってみよう!と思える実践例がきっとあるはずです。この本を読んで、一緒に株式投資の中級者を目指しましょう。

最後に。かたやま様のプロフィール紹介

 最後に恐れ多いですが、かたやま様のご紹介もしていきます。
かたやま様は東京都生まれ、3人のお子様がいらっしゃるお母さまです。成城大学経済学部を卒業後、大手住宅メーカーに勤務し、在籍中に簿記とファイナンシャルプランナーの資格を取得。そして株式投資の勉強をきっかけに、子どもとの時間をもっと大切にしたい!自分が学び、実践してきたお金の教養を伝えたいという思いで独立をされました。現在は、執筆活動や、個人でブログ運営、相談業務も行っています。株やお金の情報はブログやメルマガにて配信されております。他にもTwitterやNoteでも情報発信をしていますので気になった方はぜひ覗いてみてください。


 私が個人的にささったのは、お子様との時間を大切にしつつ、仕事もしていくという生き方です。私も家庭と仕事、両立させながら生活したいと思っています。まだ自分のことで手一杯だったり、忙しく帰って来ても寝るだけの毎日だったり。本当になりたかった姿はこんな自分なのだろうかと悩んでいた私には、会社に属さずとも仕事をして、家庭も大事にされている姿が輝いて見えました。
 いつか、株式投資を楽しみながら、家庭も仕事も充実させていく、そんな風に生きていける日が来たらいいなと思います。

 株式投資の勉強としてセミナーに参加したり、講座を受講したりというのもありますが、読書をするのも一つの手だと思います。読書の一番のメリットは図書館やサブスクリプションサービスなどを利用すれば、格安で情報が手に入ることです。まだ本格的に株式投資をするかどうか迷っているという方は本から情報収集するのはいかがでしょうか。

ちなみに私は絶対に株式投資をした方が良い!という奨励をしている訳ではありません。どちらかというと視野を広げるという意味合いで、株式投資に興味を持っていただけたら嬉しいです。

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