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ダイバージェンスの発生を判定するインジケーターの使い方の解説

10種類以上のオシレーター系テクニカル指標で
ダイバージェンスが発生したタイミングを知らせてくれる、
TradingViewのインジケーターの使い方を解説します。


トレンド系インジケーターだけで複数の指標のダイバージェンスを判定しよう

今回解説する、TradingViewのインジケーターは、
「Divergence for many indicator v3」です。

このインジケーターは、
複数のインジケーターのダイバージェンスを
自動でチャートに表示することができます。

また、ダイバージェンスのサインは全て、
トレンド系インジケーターと同じ場所に表示される
ので、
オシレーター系インジケーターを表示するための
スペースを確保しなくて良いという利点があります。

インジケーターの元画像

「Divergence for many indicator v3」の
インジケーターを使用したときに、
ダイバージェンスが発生すると、
上の画像のように線と数字が表示されます。

線が表示されている区間が、
ダイバージェンスが発生している区間です。

また、表示されている数字は、
その区間でダイバージェンスが発生している
テクニカル指標の数
を示しています。

判定できる指標のリスト

このインジケーターでダイバージェンスの判定ができる
テクニカル指標の一部をまとめた表です。

これら全てのダイバージェンスの判定を
自分で行うのは、かなり難しいのですが、
このインジケーターを使うと自動で
とても多くのダイバージェンスを発見できます。

自動でダイバージェンスの分析をする時のコツ

ダイバージェンスは、
既にあるトレンドが終了したり、トレンド転換を
起こす可能性が高いことを示唆するサイン
です。

しかし、ダイバージェンスが発生したら、
必ずトレンドが変化するとは限らないので、
1つの参考指標として活用するのがおすすめです。

実際に「Divergence for many indicator v3」を
使って分析をしている例を見てみましょう。

分析例

このチャートで、黄色と青色で
塗りつぶしている所は、移動平均線になります。

「Divergence for many indicator v3」の
インジケーターの線の内、
赤色の線は、上昇傾向のときに発生したダイバージェンス
緑色の線は、下降傾向のときに発生したダイバージェンス
を意味しています。

これを見ると、チャートのほとんどの場所に
ダイバージェンスのサインが表示されています。

そして、実際にトレンドの方向性が変化しているのは、
インジケーターの線が太くなっている場所で多い傾向
があります。

インジケーターの線が太い場所は、
より多くのテクニカル指標でダイバージェンスの
サインが表れている区間を表しています。

なので、「Divergence for many indicator v3」の
インジケーターで4つもしくは5つ以上の
テクニカル指標でダイバージェンスのサインが確認できたときに
トレンド転換やトレンド終了の可能性が高い
と判断しましょう。

ダマシを減らすための対処方法

「Divergence for many indicator v3」は
自動で多くのテクニカル指標の
ダイバージェンスを判定できますが、
ダマシも比較的多くなってしまう傾向があります。

そこで、ダマシをできるだけ減らすために、
このインジケーターだけで判断するのではなく、
参考程度に見る
という選択肢があります。

また、具体的な取引のタイミングを
教えてくれるインジケーターではないので、
移動平均線などの他のトレンド系インジケーターと
組み合わせて一緒に分析すると精度が高まります。

インジケーターの詳しい分析方法の解説動画

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