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守破離って??

こんにちは。安達です(@tr_adch)

noteで解剖学の話や生理の話を書いている柔道整復師です。

高校卒業後には、東京スポーツレクリエーション専門学校のスポーツトレーナー科に入学。

その後に、日本医学柔整鍼灸専門学校の柔道整復学科を経て、柔道整復師になりました。

そんな私がとんでもなく苦手な事は「人材教育」。

本当に、人材教育得意な方尊敬します。

人材が育っている会社の多くはしっかりとマニュアル化されていたり、定期的な勉強会が開催されていたりと矢印の大きさが違えど向く方向は同じでした。

かたや、人材教育が上手くいってなかったり統率が取れいない組織というのは、この矢印の向きがバラバラでした。

これをトップが矢印の向きを揃えるのか揃えないのかでだいぶ変わってきますし、自ら努力しない人というのは、周りを蹴落としていこうという謎の行為をしていきますから、この部分もトップがコントロールしていかないと組織としては強くもならないですし、統率も取れなくなってきます。

人材教育というのは事業の継続の部分に大きく関係していく部分ではあるので、会社として考えていく以上大事に部分になってきます。

さて、ここまで見ると「トップの力がとても重要なんじゃないか?」と思われてしまうと思うのですが、重要は重要ですが受け手側の意識もかなり大事です。

この場合、受け手側というのは指導される側(部下、後輩)になります。

よく守破離という言葉を目にすると思うのですが、本当にこれは大切になってきます。

と、いうのも守をすっ飛ばして急に破に行く人は本当に成長しません。

Twitterでもこの部分は議論される事は多く、やはりこの守破離の順番って大事だよねっと話がまとまります。

私は基本的に、部下や後輩を指導する時は患者さんへの心配りの指導から入ります。

心配りが出来るスタッフは患者さんに好かれますし、そのスタッフが居るだけで患者さんも楽しく過ごせるようになります!

指導をする前に私が気になるポイントはこちら↓
・出勤時に挨拶をして入ってこない
・待合室を通るときに患者さんに挨拶しない
・玄関で靴を脱いだら1番起きやすいところに自分の靴を置く

*文字で見るととてもグサグサ突き刺さりますし、私もその都度指導するのでずっとこう言う事を繰り返しているわけではないです。

1番上の部分は置いておいて

2番目の患者さんへの挨拶は、患者さんからも「誰?あの人?」となりますし、靴も患者さんからしたら、「他の患者さんのかな。」と思うので気づかない場合も多いのですが、やはりこういった配慮が抜けたマインドになると

・綺麗に包帯が巻けるようになりたい
・早くテーピングが巻けるようになりたい
・早く手技を覚えて人の体を施術してみたい

と、そもそも患者さんの体を良くする手助けをすると言う目的から外れてしまうので、少しでも行動が当てはまる方は注意が必要です。

患者さんが良くなる方にベクトルを傾けてあげる事がセラピストの仕事です。

綺麗に包帯が巻けるや、早くテーピングが巻けるのは良いのですが、根本的に「その技術を持って何をするのか。」が大切です。

わざわざ時間を作って自分のところに体の相談をしに来てくれている。

このマインドがないと、やらされている作業になりがちになります。

例えば、どの部分に干渉波の吸引カップをつけたら効果的なのか、どう粘着パッドを貼ったら微弱は患部に当たるのか

なんて事を考えられるようになるには

「ここに自分の靴を置いたら患者さんが靴を置きにくくなるな。」とか「まだ挨拶しか出来ないから挨拶を気持ちよくしてみよう!」とか

自分の現時点の把握と今後どうなっていきたいかを自分で理解しておくという事が大切になってきます。

簡単にいうと「こうなったらこうなる」みたいな先を予想する力をつける訓練も兼ねているという事です。

施術を組み立てるのも、こういう思考が本当に大事です。何故ならばパターン化はないから。

教科書通りのケガだけが目の前に来ると思ったら大間違えで、教科書通りじゃない事なんてたくさん起きます。

なので、自分の頭で考えていく事がとても大切になってきます。

先ほども書いた「ここに自分の靴を置いたら患者さんが靴を置きにくくなるな。」とか「まだ挨拶しか出来ないから挨拶を気持ちよくしてみよう!」と言った先を見通して考える力というのは、現場で独り立ちする時に重要な力です。

この考える力が成長しないまま破の行動に移ってしまうと、基礎がしっかりしていないので何度も壁にぶち当たる事に…。これってかなり不幸なことではないでしょうか。

最初、トレーナーや柔整師を目指したきっかけがあったり目標があったりしたと思います。それが遠のいてしまうという事は、私は見てて勿体ないなと思ってしまいます。

本当の近道は地道にコツコツ成長していく事です。

これから、現場に出る方は是非習った事を落とし込んで下さい。きっとその知識経験と解剖学や生理学の知識が合わさったら数年後に爆発的に成長します。

最初に抱いた想いを忘れずに、是非頑張ってみて下さい。

《note作成者》
安達 愛美(あだち めぐみ)
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