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リオのカーニバルに出たよ

みんな!!リオのカーニバルって、出られるの知ってた?!?!?!

世界一周、20日目。
ブラジル、リオデジャネイロ。

4日間にわたって行われるリオのカーニバルは一部と二部に分かれており、前半2日間は二部のチームが、後半2日間は一部のチームがパフォーマンスする。

(英語だと二部が「Access group」、一部が「Special group」と書かれていたり。)

↑2020年のスケジュール(画像はhttps://www.riocarnaval.org/より。)。自分で参加するまで知らなかったけど、リオのカーニバルって一応チーム対抗で、各チームに持ち時間があり、審査が入って、一部の最下位と二部の首位が翌年入れ替わるそうな。ちなみにこのあとも一日パレードの日がある(今年は29日)んだけど、そこは優勝チームが決まった段階の凱旋パレードみたいなやつで、規模がやや縮小しちゃうらしい。

「一部」というくらいなので、後半のチームの方がレベルが高い。山車が大きくて立派だし、衣装も細かいつくりになる。

同じ位置から撮れてないから比べにくいけども…

↓二部の山車

↓一部の山車

当然、チケットの値段も、一部の方が高い。

先人のブログを読んで、一部と二部、どちらも観てたいなあ、と思い、もともとそれぞれチケットを1枚ずつ予約していた。

しかし、少し気になっていることがあった。

せっかく行くなら…出場もしてみたいかもなあ…!

なんと、リオのカーニバル、観るだけでなく出ることもできるのである。衣装を着て、会場を踊りながら歩くことができる、ということ。

↑こういうのとか。

↑こういうのとか。

購入さえすれば、だれでも、着て歩けるんスよ…!

(写真は、https://www.riocarnaval.org/rio-carnival-costumesから引用)

私はこのことを、愛読しているガイドブック、『ひとりっぷ』の中で知った。

なんでも、各サンバチームは、観光客向けにカーニバルの衣装を高く売ることで、ブラジル人が安く衣装を買えるようにしているそう。
(↑この情報は、宿のオーナーさんに聞いた)

『ひとりっぷ』には、衣装の注文の仕方や当日の様子なども書かれており、その気になれば自分で手配できそうだった。

でも…

無理だな…!

衣装はとても高い(3万〜10万円!)し、サイズのオーダーが細かそうだし、引取の場所が難しそうだから…!

…と、思っていたのに、だ。

宿を予約した際、オーナーさんから、「もしご関心があれば、6万円(チケット込み)で、衣装を着てカーニバルに参加することもできます」との連絡が入った…。

6万円か…。

私の旅の予算は、一ヶ月15万円だ。

1日に6万円…。

うーん…

うーん…

参加します。

だってリオは遠すぎるから、カーニバルに行くのはこれが最後かもしれない!

衣装の手配までしてもらえて、他の日本人の人と出られる機会があるのに、これを逃しちゃったらきっと後悔する!

そんなわけで、オーナーさんに服のサイズをお伝えし、お金を振り込んだのであった。

そうして迎えた当日。

オーナーさんが予め引き取っておいてくれた衣装を持って地下鉄に乗る。

我々のサンバチームのテーマは「石」。

さらに同じチームの中に何種類かの衣装があるのだけれど、

我々が着ることになった衣装のテーマは「アフリカ」であった。

↑こんな感じの衣装である。

(写真はふたたびhttps://www.riocarnaval.org/rio-carnival-costumesより引用)

この衣装、とにかく、

かさばる。

そして…

周りの人に刺さる。

(私の持ち方も悪い)

(ちなみにカーニバル中の地下鉄は、かなり愉快な様子になっている)

満員ではないので不思議だったが、ゆっくりゆっくり地下鉄は進み、アナウンスされていた集合時間から大いに遅れて会場に到着。

いろんな衣装の人が大集合している舞台裏は、かなり面白い。

出番まではあと30分ほどで、急いで着替えないといけなかったが、ここで問題が。

とても、トイレに行きたい。

尿意に支配されながらのカーニバルはなんとしても避けたい…!

周りの人に何度も聞きながら、急いでトイレを探す。

(衣装を着ないで聞いていたので、たぶん、迷い込んだ人だと思われている)

あ、あった…!

鍵は閉まらなかったけどね…!

※ちょっと脱線しますが、カーニバル会場の別の場所には扉のないトイレもあって、異文化の洗礼を受けました。

てんやわんやの会場を、また急いで戻って、着替える。

不器用すぎてうまく装着できないところは、同じく参加される日本人の方に助けていただく。

(いつも助けていただいてばっかりである…!)

衣装準備完了! 

貴重品は持参していくよ!
(腰蓑の下に隠す)

チームが出発したあとスマホを使うと減点対象になるので、記念撮影するならこのタイミングだ!

わ、なんか前方の方で音楽が始まってるっぽい!

(各チームの音楽は生演奏・生歌!チームの持ち時間の間、1曲がずっとリピートして演奏される)

山車の上に乗ってるダンサーさんたちは、早くも踊り始めている!!

わくわく。

各チームにいる指示出しの人に、「準備ができた人は前に行ってね」と言われ、出発

各チームの歌と振り付けは、事前に公開されているそうなのだけれど、

私はNO予習で臨んだ。

誰か振り付けが正しそうな人を探してその人の真似をしておどろうと思っていたのだけど…

きょろ…

きょろ…

誰の動きも一致してねぇ…!

(結局、最後まで手をフリフリさせながら適当に動いた)

その代わり、歌はなるべく覚えよう…

ポルトガル語は全然わからないが、何度か聞いているとだんだん覚えられるフレーズも出てくる。サビっぽいところとか。

というか、サビっぽいところ以外はあんまり覚えられなかった。

(そこが来るとちょっと歌えるので嬉しい)
(ただし、歌詞の意味はさっぱりわからない)

歩いてるときも衣装はささりまくり

整列をしている人にぐいぐい押されたりしたけれど

あっちもこっちも楽しそうで

下からお客さんでいっぱいの観客席がみられて

とってもハッピーな空間だった!!

↑これは上から見たところだけど…見る人も、見られる人も、いーーーっぱい!!

そこが、私がリオのカーニバルの好きなところで

誰しもがごきげんなのだ!!

踊る人

歌う人

この世に不安なことなんてまったくないみたいに、ぴかぴかに楽しい空間なのだ!

全然踊れてないし、歌っても歌詞がわからないけど、ずっと夢中で歩いた。

最後は、チームメイトの方にごちそういただいたビールで乾杯!!

最高であった。

肝心なところの写真が撮れなくて説得力いまいちだったかもしれませんが、みなさんも来年はぜひいかがでしょうか?!

【参考リンク】
 
カイピリーニャ

衣装を手配いただいた日本人宿@コパカバーナビーチ近く。
あとでまた書こうと思ってるけど、とってもあったかい雰囲気の宿です。

カーニバル期間中の宿泊費はやはり高いのだけど、リオデジャネイロいい街だったな〜って思って帰国できたほうが絶対いいから、私はここにしてよかったです。危ない場所とか、気をつけたほうがいいこととか、たくさん聞けるので(知人の知人で同じカーニバル期間に強盗にあった人がいて、警察に行ったら同様の被害がたくさんだったそうなので…。たしかに治安が悪いところだけど、でもすごく素敵なところなのです!)。

サッカーをするためにブラジルにやってきたというオーナーのゆうきさんのお話もすごくおもしろいよ!

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