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東海村つながるトークVol.2 開催レポート(前編)

こんにちは。T-projectです。
9月24日(金)に東海村つながるトークvol.2を開催しました。

今回はオンラインでの開催となりましたが、T-project第2期「つどえるサロン」の参加者で東海村で活動する3組と、県内の他市町村で地域のプロジェクトを進めているゲスト2組による5つの想いのつまったプレゼンが行われました。
全編・後編に分けてプレゼンの様子をお届けします。

はじめに

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東海村役場 松崎より
昨年スタートしたT-projectも2年目を迎え、村の中の人同士や、村外の人とも、少しずつ繋がってきたように思います。このT-projectは東海村に関わる人、それぞれが起こす、小さなさざ波が繋がりどんどん大きな波をつくってゆく活動です。今回のプレゼンで地域を良くしたいという想いを持つ人通しがつながるきっかけになれば嬉しく思います。

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▼ここからプレゼンテーション!
①新しい東海村を創りたい(川崎裕弥さん)


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コロナ禍でいままでの当たり前が当たり前ではなくなった昨今。川崎さんは、学校や働き方、イベントのあり方などが変化した一方で、東海村には変わらない強みがあると感じているそう。

川崎さん「例えば、東海村は原子力発電所のある村として広く知られていますが、それ以前から『農業』の盛んな村であり、それは今でも変わりません。また、コロナ禍で出来ないこともある一方で、デジタル化が進んだことでオンラインでのイベントやアプリの利用も一般的になり、新しい産業のチャンスが生まれたと感じています」

コロナ禍で広まったオンラインサービスを新しいチャンスと捉え、新しいツールと東海村が持つ変わらない強みを活用し「新しい東海村を創る」プロジェクトをスタートさせたいと話します。

具体的には、oVice(オヴィス)というシステムを活用することを考えていると言う川崎さん。oViceはユーザー同士がオンラインで会話をすることが出来るシステムで、ユーザーはバーチャル空間上で自分のアバターを動かし、近くにいる他のユーザーの会話を聞いたり、話しかけたりすることが可能。「対面ではない」「アバターを使用することで匿名性がある」というシステムの強みを利用して、忌憚のないコミュニケーションを期待しているのだとか。

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川崎さん「oVice上にオンラインの東海村コミュニティを作って、意見交換が出来たらと思います。オンラインシステムを使うことで、平日でも仕事が終わった後に自宅や外出先からコミュニティに参加出来たり、東海村の村外に住んでいるけれど、東海村に関わりたいという方にも、気軽に参加してもらえるのではないかと考えています」

今後は、バーチャルイベントを作成予定。SNSや動画配信サイトも利用して積極的な情報発信をしたいと意気込みます。
東海村にあるアイヴィル等の施設も活用し、バーチャルとリアルの組み合わせで東海村の村内に限らず参加者を募れるイベントやコミュニティの作成を目指していると話してくれました。

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②“釣り”が生み出す新たなつながり (東海村役場 松木拓也さん)

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東海村役場で、当T-projectを担当している松木さんのプレゼンは東海村発の「釣りツアー」がテーマ。
小学生の頃から釣りをはじめ、就職で東海村にやってきてからも「釣りで茨城の海を満喫中」だと言う松木さんによるプロジェクトは、自身が学生時代に何度も参加したという「アドベンチャーツアー」に着想を得たものだそう。

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アドベンチャーツアーは、現地発着の冒険ツアーで、共通の目的のもとに集まった人同士で実行されるものです。松木さんは過去に、地図とコンパス、食料のみを渡されてスタートするサバイバルのようなキャンプに参加したこともあるのだとか。

松木さん「アドベンチャーツアーは、参加者同士が一体になって共通の目的を成し遂げる冒険なんです。そんな体験が出来る場所や機会を私も作って、たくさんの人と『おもしろさ』を共有出来たらと思っています」

冒険というとハードルが高いですが、「楽しい」「楽しそう」と思えることを入り口にするのが一番だと思っている、と松木さんは話します。釣りをテーマに選んだ理由の一つも自身が楽しいと思えることであるから。ツアーでは、釣りに親しんだ松木さんが冒険のハードルを下げるべくプログラムをコーディネートします。

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松木さん「釣りをやらない人に話を聞いてみると、初心者にはハードルが高いポイントがいくつかあることがわかりました。スタート時間が早朝であることや、そもそもどうやって釣るのかという技術面、魚を釣っても適切に捌いて調理出来ないなどです。ツアーでは、宿泊施設と連携して前泊〜送迎を行ったり、釣り船に乗る前の事前レクチャー、宿に戻ってからの魚の捌き方教室までを一括して行う予定です」

松木さんは「自分で釣った魚を捌いて食べる体験を通して、全ての工程の繋がりや生きる楽しみを体感してもらえると思っています」と意気込みました。


③ラフェット・デラーブル(切敷明彦さん・葛西美紀さん)

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「仕事に子育てにがんばっているパパとママへ1日の休息を」をテーマに、市内外の飲食店やクラフト作家さんが集まるイベントを企画・運営してきたラフェット・デラーブル。今年コミュニティスペース「Lien(リアン)」をオープンしましたが、その行動の着火剤となったのは昨年度のT-projectだったそう。

二人はラフェット・デラーブルを始めたきっかけをこう話します。

葛西さん「子育て世代は遠出をするのがむずかしかったり、お店を何件も回ったり、店内でゆっくり過ごすことが出来ないことがあります。イベントを東海村で開くことで、親子で気兼ねなく、買い物や飲食を楽しんでリフレッシュしてもらえたらと思いました」

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イベントは、2018年から年1回のペースで開催。参加した家族からは、「子供連れでも楽しめる」「なかなか足を延ばすことが出来なかったお店で買い物が出来た」と好評を得ましたが、二人は「年に1度のイベントでは、日常的に親子で楽しんでもらったり、パパママを応援することが出来ていないのではないか…」と次第に思うようになったそう。

そんな折りに参加したのが、昨年度のT-project。第一回つながるトークで自分たちの活動についてプレゼンしたところ、同じくプレゼンターとして参加していた日立市の加藤雅史さんとつながり、加藤さんの運営するコワーキングスペース「晴耕雨読」でイベントを開催することになったのだと言います。

葛西さん「実際に自分の『場』を持って活動をしている加藤さんのお話を聞いたことで、親子が集まるための『場所』を自分たちで持つと言うことへ気持ちが固まり、実際にスペースを借りて1日イベントをしたことで、さらに私たちのモチベーションが高まったんです」

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その後、切敷さんと葛西さんは東海村で場所探しを開始、たまたま紹介してもらったスペースを改装して7月にコミュニティスペース「Lien(リアン)」をオープンしました。当初から飲食店やクラフト作家さんの出店が村内の人に好評で、利用者は、現在では子育て世代に限らず、モデル事務所の撮影や、ミーティングでスペースを使用する人も多いそう。緊急事態宣言を受けて、キッチンカー等でのお弁当のテイクアウト販売の場所としても機能しているのだとか。

今回のつながるトークでは、「Lienで今後どんなイベントしてほしいか、どんな店に行ってみたいかの意見を知りたい」と語る二人。一緒にコラボレーションしてくれる人や、意見、感想を募集中とのことです。

ラフェット・デラーブルInstagram https://www.instagram.com/lafete_derable/

続きは後編へ!

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