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有料記事がブロガーに必要になってきている本当の理由

最近、コンテンツの有料化の波が押し寄せています。

ニコニコ動画でも有料会員枠を設けたり、有名ブロガーは有料サロンを始めるなどして購読料を読者から取るようなってきています。これ、単に「収益の安定化」のためだけじゃないということがわかりました。

無料公開がいつもいいとは限らない

僕もフォローしている「らふらく」の鈴木さんのこの記事は、コンテンツを無料公開することの最大のデメリットをこのように説明しています。

賛否を呼びそうなコンテンツを有料にすべきと思うのは、無料で集まる人間ほど文句を言うからです。よく聞く話ですが、無料に群がる人間の質は低くて、ちゃんとお金を払ってくれる人はその逆なんです。

わかりやすい話だと、「東京の河原沿いで無料バーベキューをする人たちはマナーが悪い。ゴミの捨て方がひどい」というものがあります。

らふらく | http://laugh-raku.com/archives/19758

これほんとそうです。例えばこのブログもBLOGOSにたまに記事が転載されますが、政治的な内容ほど、意味不明な大量のコメントをもらいます。

ぼくは小さいことは気にしない人なのでいいですが、繊細な人はコメントを真に受け止めて、落ち込んでしまったり、記事執筆の意欲が削がれてしまうこともあります。記事が炎上してしまったときには、気にしないわけにもいきませんがそれでも書き込んでいる人は、全読者のうちごくわずかです。

この「0.7%」の批判を気にして、記事が書けなくなってしまっては本末転倒です。

有料にするとまず、この0.7%の炎上貢献者をフィルターアウトすることができ、質の高い読者が増えます。

限定公開することで「自由」になれる

これに付け加えて、もうひとつ有料限定にすることのメリットに最近気づきました。

それは僕の中で最近あつい、モーリーロバートソンのチャンネルをYoutubeで聞いていた時でした。モーリー・ロバートソンとは、舛添都知事似の日米ハーフ東大中退ハーバード卒のジャーナリスト兼DJという、ハイブリッドな超人です。僕もDJやっていたし、サウスパーク好きだし、最近はジャーナリズムにも興味があるので、はまってるわけです。

「歩く不謹慎」ともいわれるほど、ぶっ込み発言しまくりのモーリーさん、めちゃ面白いんですが、ニコニコ動画のチャンネルで有料枠を設けてるんです。

無料で半分くらい見れるのですが、毎回無料枠が終わると、「これからもっと言っちゃいけない発言連発しますんで」と、シャッターを閉めて有料会員枠となり、無料会員はそれ以上は観ることができません。モーリーさん、無料枠でも十分、ぶこっこんだ発言をするのですが、有料枠はもっとぶっこんで好き放題話しています。

有料枠を設けるのは「より発言を自由にする」ための好例といえるでしょう。

表現者が「自由」になるには?

僕もこのブログを書いて数年経ちますが、SEOなどを意識するとどうしても、「役に立つ健全な記事」に傾倒してしまいます。それはつまり、真面目な記事しか書けなくなるということです。また、賛否両論分かれるような記事はテーマ的にあまり書かないので、炎上リスクは低いですが、やはり見えない読者を気にしすぎて、ブログの内容自体が常に誰かに「プレゼント」するものになっており、本来の「自分自身を表現する」という場としてブログの機能を潰していることに気づきました。

例えば、mixiで日記書いていたときは、身内しかわからないようなことを、自由に書きたいように書いていました。だって友人しか見れないのですから。

今はこのブログも、BLOGOSとSmart Newsのクローラーが記事をみにきて、内容がそれぞれのプラットフォームに最適かしていたら、BLOGOSだったら全文転載、Smart Newsだったらリンクが貼られるようなっています。プラットフォームが僕にとってのある意味で「編集長」みたいになっちゃってるわけです。そしてそれが拡散すれば、炎上となる可能性もあるということです。

モーリーさんのチャンネルの内容と、鈴木さんの記事を読んで思ったのは、有料会員枠にすることで、逆に「クリエイターが自由になれる」ということです。

・読者数の限定化

・良質な視聴者・読者の確保

・拡散のリスクの減少

この方針のあるなしだけで、記事のアイディアのブレストがものすごくはかどるのです。

そういうわけでnote を始めました!

そういうわけで、noteというブログサービスを始めることにしました。

アカウントはこちらになりますが、以下の「Livet Leker」というマガジンを月額390円で購読することで、すべての記事が読めるようになります。もちろん無料で読めるTatsumaru Timesの本ブログとは違って、購読することができるのはわざわざ月額の有料会員になった人だけです。つまり、ほぼ誰も読んでいないので、「日記」のような感覚でつけることができるのです。そうすることで、これまで「読者の目」を気にしすぎて書きづらかったトピックも、自由に書けるようにするということです。

僕がブログをつけたいと思った一つの理由に、自分がこの世からいなくなったときに自分のログ・痕跡をネットに残して、こんな人がいたのだということを、後の世代の人に読んでもらいたいと思ったことがあります。ヨーロッパに住み着いて3年以上経ちますが、その間、本当にいろんなことが起きています。ヨーロッパでのビザ習得だったり、就職だったり、学費の支払いだったり、旅行のトラブル、はたまたデートだったり、ガチの進路の悩みだったり、海外在住の悩みだったり、スウェーデンが嫌いになるようなことだったり、人種差別の経験だったりエトセトラなわけです。

これまでいろんなことを経験してきましたが、それもTatumaru Timesだとシェアしにくいのは上記の理由からです。そういうことで、これから有料記事をバンバン更新してくのでどうぞnoteでのフォローもよろしくお願いしますね!

Tatsumaru Times 月額有料マガジン「Livet Leker」の購読は以下からどうぞ。

https://note.mu/tppay/m/m16df851f16ec

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