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離職者0人で従業員100名越え!?バリュー経営のiYell CHRO対談の気づきを語ります!!

住宅不動産テックの業界で急成長!バリュー経営を徹底することで、過去5年間の離職率はわずか2%!!2年連続でホワイト企業大賞の対象を受賞してるiYell株式会社を知っていますか?
(従業員100名を突破するまでの離職者はなんと0人なんです!)
 
トレンド・プロではこちらの会社が創業間まもないころから広告マンガ制作でご一緒し、昨年に社内の「バリュー浸透」を目的とした漫画制作にも携わりました。

今回、私はそんな「バリュー漫画」作りをきっかけにiYell株式会社のCHRO(最高人事責任者)伊東拓真さんにインタビューをしました。
 
バリュー経営って何?という方も多いと思いますので、2つの意味合いについて説明します。バリューという言葉には、価値・価値観という意味があると思います。
 
2020年にアサヒビールさんがValue経営への変革を発表したのは、お客さまにとっての価値や新市場の創造を目指すといった「価値」に着目したものでした。市場環境が変化していく中、本当に顧客のためになるのか?良い社会を作れるのか?という視点を持ち続けることで主体的に市場や消費者の変化に対応していく手法です。この手法のメリットとしては、常にお客さまの最新のニーズに手を打てることに加えて、社員もお客さまの幸せを第一に考えることができやりがいが醸成されます。
 
一方、iYellさんのバリュー経営は「価値観」にフォーカスした経営手法です。経営理念に「何をするかより誰と働くか」を置き、事業内容よりも「どんな人と働きたいか?」に特化しています。仕事面・マインド面18個のバリューが体現できる人々が集まれば、何をやってもうまくいくに決まっている。まず社員が幸せになり、その先のお客さまも幸せにでき、結果として企業価値が高まるという思想です。採用・育成・評価・事業等の全ての意思決定において、全員がバリューを判断基準に動くことで軸が明確であり、新入社員でも社長でもバリューに沿った同じ意思決定ができることを理想としています。この手法のメリットとしては、社員の幸せを第一にすることで従業員エンゲージメントが非常に高くなり組織として盤石になります。これにより、通常は労力と時間のかかる大きな意思決定や組織変革などもスピーディーに行えます。

iYellさんの「バリュー(価値観)経営」について、効果と実現方法について、私なりの気づきを紹介します。
 
1.       経営陣の仲が良い
効果として、個人的に一番すごいと思ったのは経営陣の仲が良いことです。毎朝1-2時間MTGをして、社員は幸せに向かっているか、事業はうまくいっているかなどあらゆる課題を話しており、それが「楽しい」というのです。経営会議というのは目線が高いだけに、厳しく、数字の達成に追われ、派閥争いが生まれるのは、高い目標を達成するために仕方のないことと思っていました。多くの会社では、上層部の対立や関係性によって仕事がしづらく、無駄な労力がかかり精神的にも実務的にもマイナス要因が大きいと思います。
その経営会議がバリュー(価値観)経営では「社員の幸せを第一に考える」が軸にあることで、建設的なディスカッションになるのはすごい価値です。
 
2.「本気」とは、気持ちではなく「仕組みづくり」
実現方法についてですが、多くの会社でバリューを浸透させたい、経営方針を理解してほしい想いはあると思います。どのくらい本気かと聞かれれば、かなり優先順位が高いですと。それでも、私たちはどれだけのことをやっているでしょうか。iYellさんのお話を聞いて、まさにこれが本気であるということだと感じました。気持ちではなく、仕組みに落とし込まれています。
本当にたくさんありますがいくつか紹介します。
・浸透させる幹部が多い(経営幹部、文化幹部、事業幹部、準幹部、人事部など全体の約20%)
・評価制度がバリュー重視(バリューの体現と浸透が昇進の必須条件)
・バリューも時代に合わせて刷新(トップダウンとボトムアップも定期的に付き合わせる)
 
組織体制、評価、採用、バリュー設計などこれだけのことをやれば、おのずとバリューは浸透していくだろうなと圧倒されました。
 
どれが大事か?よりも「会社の細部まで全てにおいて一貫性があることが大事。」逆に一貫性があり、それに共感した社員であれば、どんなバリューでも社員は幸せになり、会社は強くなると教えてもらいました。人を大事にするバリュー経営についてもっと知りたい人は、ぜひこちらの記事も見てください。




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