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真面目な人が損する世の中ですよね・・・

 みんな口では「真面目になりたい」とか「○○君、真面目でまじ尊敬」って言いますよね?わたしはこういう人たちに向かって聞きたいです。

 「それ本当か??本当に真面目になりたいと思っているのか??」と。

 そもそも真面目ってなんでしょう。定義をはっきりさせるために調べてみました。

真面目
1 うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。「―な顔」「―に話をする」
2 真心のあること。誠実であること。また、そのさま。「―な人柄」「―に暮らす」

 まあ、だいたいイメージ通りですよね。でも、私たちが普段使う「真面目」って言葉には3個目の意味がありませんか??3個目の意味とは

  3 融通が効かず、ノリが悪いこと。勉強ばかりしていて、根暗なこと。

 どうでしょう。こんな意味で使われてませんか?。「真面目になりてぇ(笑)」って言っている人たちは1つ目と2つ目の意味の自分になりたいと言っているように見えます。でも実は3つ目のような人にはなりたくないとアピールしているように思えてなりません。私の気のせいだったら良いのですが。

 ただ、実際「真面目だね」って言われて嬉しいですか??私は正直嬉しくないです。だから、今の世の中3つ目の意味としてのネガティブな「真面目」のイメージが浸透しているのではないかと思うわけです。

 では、なんでこのようなことになってしまっているのでしょう。

 結論から言うと世の中の大半の人は真面目じゃないからだと思います。

 


 小学校の時から、あるいはもっと前から「真面目な人になりなさい」と言われて育つ人が多いのではないでしょうか?。だから実際、小学校低学年の時なんかはみんな真面目に頑張ろうとしている子が多いと思います。

 しかし小学校高学年くらいになると、「手をあげるやつはダサい」、「一生懸命するやつはダサい」みたいな雰囲気が漂い始めます。

 中・高になるとさっき登場したような「真面目になりてぇ(笑)」みたいな人が増えると思います。大学生なんてもっと酷いです(笑)

 このようなことが起こる原因は、「真面目な人」の性質にあると考えています。

 「真面目にやる」っていうのは、自分のやりたいことや感情を押し殺して、やるべきことをやるという側面を持っていると思います。「真面目な人」っていうのはこれを継続的に行える、強い意志を持っている人たちです。

 こんなことをずっと行える人がそんなにたくさんいるでしょうか??きっと村内多くないです?。だから、小学校の最初のうちは頑張れても、段々と「真面目な人」に疲れて、「真面目な人を辞める人」が増えていくんだと思います。そして「辞める人」が「真面目な人」を超えたあたりから何が起こると思いますか??

「真面目じゃない人」が「真面目な人」の足をひっぱり始めるんです。

 一生懸命している人たちを馬鹿にし始めたり、「真面目になりてぇ(笑)」っていう人たちが増えていきます。やっぱり、「真面目じゃない人」からすると「真面目な人」っていうのは脅威です。このままいけば確実に自分より高みに行ってしまいそうな気がするから。だから、集団で寄ってたかって「真面目な人」の足を引っ張るんだと思います。

 これが私の考える、「真面目な人」という言葉がネガティブに浸透している理由です。

 こんなんだから当然「真面目な人」は損します。自分はやりたいことや感情を抑えて一生懸命やるという、ただでさえキツイ状況なのに、その上足を引っ張られる・・・。マジで良い事なしです。

 それなのに、大人は子供に「真面目になりなさい」と言います。本当にこの言葉は呪いなんじゃないですかね??

 そして不幸なことに先生自身も「真面目の呪い」にかかっている人が多いような気がします。だから自分も「真面目の呪い」をかけてしまうと思うんです。

 だから私は自分の関わる子供にこう言ってやりたい。「自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことを頑張りなさい」と。

 「真面目になりなさい」っていう言葉には「なんでも一生懸命やりなさい」というニュアンスがあると思います。だからそれを言われた子供は自分が好きなことじゃなくても頑張ろうとします。そんなの楽しくないですし、本当に意志の強い人しか長続きしません。

 そして最終的には、最後まで頑張って残った「なんでも一生懸命やる真面目な人」が損するわけです。こんな理不尽なことありますか?😿

 しかし、「自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことを頑張りなさい」であればどうでしょう。自分の欲求に逆らって頑張る必要がないため、多くの子が本来の意味での「真面目」になれると思います。

 とは言え、学校は多くの子供にとってやりたくないことのオンパレードです。だから、「自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことを頑張りなさい」っていう教育はなかなか成立し得ないのかなとも思います。難しいですね・・・😿。


 超簡単にまとめると・・・

🌈真面目な人は損をする
🌈それは世の中に不真面目な人の方が多いためである
🌈そしてそれは大人が「真面目の強要」を行うことが原因である
🌈だから大人は、「真面目の強要」を辞めるべきだ

 

 この記事では「真面目な人」と「不真面目な人」という表現を使いましたが、どちらも否定するつもりはありません。どちらの立場も良くわかりますもん。大事なのは「真面目な人が損をする」という構造自体を理解することだと思いますので!!

 やっぱりずっと頑張り続けるってしんどいです。それが自分がやりたくないことだったりしたら尚更です。それができる「真面目な人」は本当にすごいと思いますし、尊敬します。

 でも私はそうなりたいとは思いませんし、自分の関わる子供にそうなって欲しいとは思いません。できるだけ自分が楽しいと思えることを真剣に頑張った方が幸せな人生が送れると思うからです。

 だから「真面目の呪い」にかかっていると自覚している人は一度こう自分に問いかけて見てください。

 「真面目に頑張ること」と「幸せに生きること」どっちが重要なのか??

 もし、後者だと思うなら自分の欲求を解き放ってみましょう!!


 


 超偉そうなことを語ってしまってすいません。でも、自分も「真面目の呪い」にかかっていたからすごく分かるんです。そのキツさが。だから、ぜひ「真面目の呪い」から解放されていただきたい・・・。その先にはキラキラした人生が待っていることを保証します!!


 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!


 

 

 


 

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