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「手紙屋」


 校長先生からお薦めされた本です。

 


プライム会員であれば、Kindleで無料で読めます。

この本ですね・・・今の自分にめちゃくちゃ刺さりました。

なんか、校長先生が自分の甘い考えを見透かしてこの本を紹介しているんではないかと怖くなるくらいです笑笑

この本に書かれていること全てを、余すことなく伝えるのははなから諦めていますので、いつも通り自分が感じたことをそのまま書いてく記事にしたいと思います。

では、よろしくお願いします!!


 僕は、先生になることを目標に小・中・高・大と過ごしてきました。大きな目標があったので、受験後に陥る「燃え尽き症候群」的なものに見舞われることもありませんでした。

 そして先生になった今になって、その「燃え尽き症候群」的なものに見舞われています。

 先生になるのがゴールだったからです。

 一応、先生になるのが決まった後に、新たにゴールを設定し直したんです。

 

「出会った児童を幸せにできる先生になる」 


 というものでした。

 そして、今。そんなものはすっかり忘れ、自分が楽することばっかり考えています。

 ”自分に都合の悪い児童を厄介視し、楽に対処しようとする”。自分が一番軽蔑していた先生そのものになっていました。

 あんなに憧れていた、教師という職業にここまで情熱をもてない自分に驚いていました。

 なぜこうなってしまったのか、自分でも分かりませんでした。

 でも、「手紙屋」を読んで、その理由がわかったような気がします。

 それは、掃除を怠ったからです。

 「は??」

 と思われた方。ちょっと待ってください。今説明します!!

 掃除をしないと、当然部屋は汚れていきますよね??

 それと同じで、本などで得た感動や知見も、習慣化しないとどんどん埃まみれになっていくんです。

 実はこの本に書いていることって、

 ・人のために何ができるか考えることが自分の幸せに繋がる

 ・ピンチは成長のためのチャンスである

 ・苦労は買ってでもしろ

 ・”今できること”を全力でやれ!

 ・人の悪いところより、良いところをみよう!

 ・人の成功は才能によって決まらない

など、僕がこれまで何度も何度も本を読む中で出会ってきたメッセージなんです。

特に、「”今できること”を全力でやれ!」なんて、何度目にしたか分かりません。仏教の本にも出てきました。

これらのことが価値があることは分かっていたのに、すっかり忘れ、いつの間にか自分本位で生きている。

それは、得た知見のメンテナンスを怠ったからに違いありません。

 
 
この本を読んで再認識した、今の自分の最大の問題点は、技術不足でも、経験不足でもありません。

 

 自分本位で生きていること


 だと言えます。

 だから情熱も持てないし、仕事きついし、幸せになれていないのです。

 それを見透かして、子どもたちは反発してきているのです。

 変えなきゃいけません。自分の意識を。

 

子どもが幸せになるために、今できることを全力でやること。


 子ども食堂にいたときは自然にできていました。

 あの時の気持ちを思い出さなきゃいけませんね!!

 
 この間、

 「人にお薦めされた本は必ず読む」

 と決めたのですが、早速効果ありでした。

 今、この時点の自分に「手紙屋」は必須とも言える本だったと思います。

 本当に巡り合わせとは不思議なものですね!

 紹介してくれた、校長先生に感謝です!!




※すごく長い余談です


 「鶏が先か。卵が先か」

 って有名な問いがありますよね?

 同じような問いでこんなものがあると思うんです。

「人のために動いているから幸せになるのか。幸せだから人のために動けるのか。」

 これ、どっちだと思います??

 面白いことに、自分の記事を振り返るとこの問いの答えを行ったり来たりしています。今回は前者ですね。

 どっちも真実なようにも思えますし、はたまた全然違う次元の話のようにも思えます。

 人の幸せを追求したら幸せになれる

 自分の幸せを追求したら人を幸せにできる

 人の幸せばかり求めたら他人の人生を生きることになり、不幸になる

 自分の幸せばかり追求したら、不幸になる

 全部正しいように思えます笑


 多分、単純な二元論では結論は出ないのでしょう!

 

 

 

 


 


 


 

 

 

 

 



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