習慣化のワナ 〜住職さんからのご指摘を受けて〜
僕は教員になる前、友達と一緒にあるお寺に行きました。そこで出会った住職さんに2時間以上話を聞いてもらい、教員になる直前の僕達に様々なことを教えてくださりました。
教員になって2年たった今、あの時のお礼も兼ねて当時一緒に行ったお友達と、お寺を尋ねることにしました。昨日のことです。
願い通り、住職さんとお会いすることができました。僕達のことはかすかに覚えてくださっていて、2年前のようにたくさんお話をさせていただくことができました。
そのお話の途中です。
僕の話ぶりを見て、住職さんがこう言いました。
「あなたには焦りが見える。もっと肩の力を抜いて。」
昨日から、僕は住職さんのこのご指摘についてずっと考えています。
僕はどうやら焦っているように見えるそうです。しかも、話し方や佇まいからわかるレベルでです。
でも、このご指摘について思い当たる節はあります。僕には常に何かに背中を押されている感覚があります。この「何か」が僕を焦らせているのでしょう。
ではこの「何か」とはなんでしょうか?
1日考え続け、友達とも話しながらようやく見つけました。
「習慣」です。
僕の背中を押していたのは、僕に命令を出していたのは、僕が以前良かれと思って作った習慣でした。
「Puは習慣化のプロだね」
父からこう言われたことがあります。自分ではそう思っていませんでしたが、少なくとも父から見れば僕は習慣化が上手なようです。
どんな習慣があるか、朝から順にざっと見て行きます。
・特別理由がない限り朝は平日休日問わず、5時半には起きる。
・起きてばかりの時間は頭が冴えるので知的生産を伴う作業を行う。
・出勤前にその日1日にやることをリストアップする。
・出勤前にフェイスラインを作るための体操をする
・出勤前にnoteに呟く
・出勤前に自分のミッションを忘れないため、心を整えるために10分程度瞑想をする。
・毎日授業の録音を聴き、反省を書く。
・2日に一度筋トレをする。できなくても必ず3日に一回はする。
・寝る30分前は絶対にスマホを見ない。
・お風呂ではなるべく読書をする。
・寝る前は必ず読書をする。
・カバンには常に本を一冊入れておく。
・土日に必ず教材研究をする。
・noteを毎日発信する。
・ご飯の直後にしかお菓子は食べない。
・朝ごはんは食べない。夜ご飯からひるごはんまで16時間空ける。
これらが僕の習慣です。他の人がどの程度習慣を持っているかは分かりません。少ないかもしれないし、多いかもしれません。
でも、どうであれ僕の背中をずっと押し続けているのはこいつらです。
僕の行動はほとんどこいつらに支配されています。
習慣って後付けの本能みたいなもので、一度習慣化してしまうとこれらを満たさずに行動することが非常に難しくなります。
習慣化はある意味自分のシステム化とも言えそうです。自分を合理化し、機械化していくとも言えそうです。
こんな機械化した僕を見て、住職さんは「焦りが見える」と言いました。
自分のシステムを遂行することに必死になっている僕をみて、人間らしさ、人間の豊かさを欠いていると思ったのでしょう。
目の前のこと一つ一つに丁寧に反応し、何かを感じる、そんな人間らしさを取り戻しなさいと言うメッセージだったのかもしれません。
習慣化は自分を合理化し成長させてくれるかもしれませんが、、、人間ならではの良さを失ってしまえば、、、。、
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