偽善って何？

　偽善ってなんなのでしょうか？？

　言葉の意味を調べてみました。

　本心からでなく、うわべをつくろってする善行。

だそうです。

私はこれまで自分が行ったかもしれない善行を思い出してみました。

そして、また壁にぶつかったのです。

「え？本心って何？？」

そう思っちゃったんです。

　例えば、電車の中で妊婦さんに席を譲ったことがありました。皆さんも同じような経験をしたことがあると思います。

　その時私はどんなことを考えてその行動を行ったのでしょうか？？一生懸命思い出してみました。

「妊婦さん、立ってるの辛そうだな。代わんないと。（相手のため）」

「ここで一番若いのは私だから代わんないと（義務感）」

「ここで代わんないと周りの目が気になる（自分のため）」

「ここで代わってあげた私偉い！！（自己陶酔）」

　私は、こんなことを思いながら席を譲るって行動を取ったと思うんです。これらの気持ち全てが同時に共存してたように思います。

　ここで改めて問います。

「本心って何？？本心はどれ？」

　自分でも自分の本心が何かわからないのに、他人が何を考えて善行を行っているのか、つまりそれが善なのか偽善なのか判断するのは不可能だと思います。

　だから私は、その人が行動に移した時点で、その行動は善だと考えることにします。

　多分100%「相手のため」に善行を行っている人はそうそういないと思いますし、逆に100%「自分のため」に善行を行っている人も同じくらいいないでしょう。

　だから、「行動」という誰の目にも見えるような形で善が現れたら、それはもう偽善ではなく善だと言っていいのではないでしょうか？？

　私は善行をする時、「褒められたい」とか「好かれたい」とか思ってしまう自分にどこか負い目を感じてしまうところがありました。でも、それはもうやめようと思います。

　1%でも「相手のため」を思って起こした行動なら、胸を張って「良いことをした」って思えるようにしたいです！

　それは他人に対しても同様です。良いことをしてもらったら、無駄に勘繰ることなく、100%の気持ちで「ありがとう！」って言えるようになりたいです！

　ここまで読んでくれてありがとうございました！！