![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76042782/rectangle_large_type_2_5b035e522e6a08648a4d961c153d21be.jpeg?width=800)
”進撃の巨人”第87話がやばすぎた
皆さんは「attack on titan」というBGMをご存知ですか??
ピンとこない方は、ぜひ一度聞いてみてください(お決まりのフレーズは2:58です!)。
この曲のタイトルである、「attack on titan」を和訳すると、今作のタイトルである「進撃の巨人」。また、今作の主人公に与えられた力である、”進撃の巨人”となります。
このBGM、これまで主人公のエレンが逆境から逆転するタイミング、いわば「希望」のBGMとして使われていました。この曲が流れると、
「今からエレン(進撃の巨人)が進撃するぞ!!頑張れー!!」
っていう雰囲気になる、そんなBGMでした。
しかし、物語が進むにつれて「進撃の巨人」というタイトルの意味合いが変わってきます。
序盤から中盤にかけてこそ、正義の味方として、それこそ人類の「希望」として描かれてきた”進撃の巨人”でしたが、ご存知の通り終盤の”進撃の巨人”は人類の脅威として、「絶望」として描かれていくんです。
だからかは分かりませんが、終盤になればなるほど「希望」の象徴であるBGM、「attack on titan」は使われなくなりました。
第87話はエレンの地ならしがマーレ大陸に到達する回でした。私は以前から微かに期待していたんです。
「ここのシーンできっと『attack on titan』のアレンジBGMが流れる」
と。
”進撃の巨人”の名を冠するこのBGMが、エレン(”進撃の巨人”)が「進撃してきた」このタイミングで、流れないわけがないと。
そして、さすがに原曲のままだと「希望」感が強すぎる。だから、アレンジを加えてくるのではないかと。
私の予想結果は半分正解で、半分不正解でした。
結論から言うと「attack on titan」がアレンジなしでそのまま使われたのです。
いや、正直「『attack on titan』がきっと流れる」って予想が当たった時点でびっくりだったのですが、原曲のままで使われたのもびっくりでした。
まさか、そのまま使われるとは・・・。正直、合わないんじゃないか・・・。そう思いました。
でもですね、
びっくりするほどマッチしていたんです!
鳥肌やばかったです!
「希望」のBGMが「絶望」のBGMにアレンジされると考えていた私が浅はかでした。
エレンは何も変わっていません。仲間の「希望」のために戦い続けています。
それが、たまたま敵にとっての「絶望」だっただけなんです。
あえて、ヒーローとしてのエレン(”進撃の巨人”)のイメージが強い「attack on titan」を使うことで、
誰かの「希望」は誰かの「絶望」になりうる。誰かの「正義」は誰かの「非道」になりうる。誰かの「自由」は誰かの「不自由」になりうる。
という、作中屈指のメッセージを効果的に伝えているんではないかと、そう思いました。
アニメの制作者って凄すぎます・・・。原作にさらなる彩りをここまで与えてくるとは・・・。
「進撃の巨人」・・・。改めて、とんでもない作品です。ウクライナ情勢だって「進撃の巨人」を通して考えることができるくらいです。
今後のアニメの展開にも目が離せません!!!
ここまで読んでくれて、ありがとうございました!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?