見出し画像

熱が下がらないのは、「学校に行きたくないから」ではなかった。


 実は昨日のお昼ご飯食べた後くらい。急に

 「学校に行きたい」

 って思ったんです。

 でも、そのとき熱はまだ8度。解熱剤を飲んで、熱をさまして、思い切って行ってみることにしました。

 なんで、そんな焦ったような行動をとったか。それは、この一瞬の気持ちを逃したら2度と学校に行けなくなる気がしたからです。

 
 着いたら、まず校長室に呼ばれました。

 僕は、「怒られる、、、」って思いました。

 すると。

 「最近どう?きついことあるんじゃない?」 

 って言ってくださったんです。

 僕は、正体不明のぐちゃぐちゃした気持ちを何もまとまらないまま、話しました。

 そして、そのなかで、自分は先生として劣っているんではないかっていう話をしました。

 すると、校長先生は


 「何言ってるの。当たり前じゃん。だから、初任なんだよ。そして、そうやって自分の実践を振り返って悩むことができるのは、君の成長に他ならないんだよ」

と、おっしゃりました。

要するに、わからないことがわかるようになった。できないことがわかるようになった。それは、大きな成長であり、誰もが通る道であると。


僕は単純人間なので、一気に肩の荷がおりました。なんだか、ウキウキさえしてきました。

やっぱり、校長先生ってすげえなぁ。カッケェなぁ。改めて,思いました。


肩の荷の降りた僕は、ウッキウキの気持ちで子どもたちのいる教室に向かいました。

でも、、、教室に近づくにつれ、ウキウキは無くなっていきました。最近子どもとギクシャクしてる感じがしてて、

「何できたの?」

って反応をされると思ったからです。


恐る、恐る、大きな声で「こんにちは!」って教室に入ると、、、。

「せんせい!!!」

すっごい勢いで子どもたちが寄ってきたんです。

なんだか、不自然だなってチラッと教室の外を見たら僕の代わりに入ってくれていた先生がニヤってしています。

きっと、そういう計らいだったんでしょう。

くぅ。僕の管理職たちはカッコ良すぎます。

って思って、あとでその先生に


「粋な計らいありがとうございます」


って言ったら、


「そんなことしてませんよ?」

って言われました。

正直、まだ疑ってますが、ここは素直に信じたいと思います。

子どもとギクシャクしていると思っていたのは、僕だけだったみたいです。

何で僕は、この子たちのことをもっと信じてあげられてなかったのだろう、、、。強烈な反省をしました。



そして、子どもたちにを帰した後、たくさんの先生が、メリットもないのに参観授業の準備を手伝ってくださいました。



居場所がない、、、ぐすっ

先生としての能力がない、、、ぐすっ

子どもが僕から離れてる、、、ぐすっ



きんもっ!!



昨日の僕本当に何だったんだしょう。なんか、悲劇のヒロインになってました。

全然勘違いだし、ありもしない恐怖の未来に不安を感じてただけじゃないですか。

なーにをやってるんでしょうねぇ。本当に笑



そして、気持ち新たに明日は頑張ろう!とベッドに入り、今朝目覚めると過去1の頭痛と気持ち悪さ。


熱を測ると、ワースト3位の39度3。

僕はこう思いました。

「熱が出るのは学校に行きたくないからじゃないなぁー」

って。








 

 

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?