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マンガで学ぶ製造業『ナッちゃん』

製造業の勉強をしたいと思っていた僕は、製造業の基礎的な本を買いあさっていました。しかしやる気のコントロールは難しく、次第に飽きや疲れに襲われるようになりました。

勉強として本を読むのも面白いのですが、なんかもっと楽しく製造業や工作機械について知ることはできるものはないだろうか。例えば「マンガでわかる製造業」的な。いやいや、そんなもの都合よく見つかるはずが・・・

見つけました!!

たなかじゅん先生による『ナッちゃん』です!

下町の零細鉄工所ではたらく、製造業女子のナッちゃんを主人公にしたコメディです。第1巻の表紙に歯車が描かれていることもポイントが高いですね。絵柄はなんとなくこち亀を彷彿させるものがあります。

肝心の内容ですが、ものづくりのおもしろさや工作機械のしくみについてマンガ内で描写しているようです。そのため製造業の社員教育に使われることもあるんだとか。

これは購入するしかない!と思ったのですが、この『ナッちゃん』実は全21巻もあるようです。中古フリマサイトをつかってもちょっと高いなあ。。。なんて思っていたところ、

『ナッちゃん』には東京編という続編があることを知りました。こちらは3巻で完結です。

手始めにこちらを購入してみることにしました。

感想:とにかく旋盤の出番が多い!

肝心の感想ですが購入してよかったです。この作品には旋盤の出番がとにかく多く、旋盤の使い方や仕組について勉強することができます。

特にたくさん登場するのがNC旋盤。NCはNumerically Controlの略で、要するにコンピュータを内蔵した旋盤です。これが登場するまでは、旋盤を扱えるようになるのに10年はかかると言われていたようです。まさに職人の世界。

今はその代わりにNCプログラミングのスキルが重要になりました。一度プログラミングコードを作成すれば、同じものを繰り返しつくることができます!一種のプロセス標準化ですね。

本書でどのようにNC旋盤が描かれているか、著者のTwitterを参考にみてみてください!

ほかにもマンガではなくものづくりの図解書もあるようです。こちらも後日余裕ができたら購入してみようと思います!

余談

無印『ナッちゃん』の第1巻は2000年1月刊行。

『ナッちゃん 東京編』の第1巻 2008年4月刊行。

10年、20年以上前に出版された本なのに今も愛され続けているってすごいですね。下の画像は『ナッちゃん 東京編』の第1巻末のラインナップです。歴史を感じます。

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