ITパスポートが予想以上に実用的な資格だったので取得をオススメしたい。
IoT、RPA、DX などITを使って何かできそう!やってみたい!そう思っている人は多いと思います。
一方で、ITの勉強をしたいけど専門的なことは何もわからない、ITと聞くだけで蕁麻疹が出そう。。。そんな方も多いと思います。
ITパスポートは、ITを使って何ができるか、ITを学ぶためにはどういったことを勉強する必要があるかということを学ぶために非常に役立つ資格です。
難易度については高くないので、これから学び始める人にとってもよい入門編となるでしょう!
ITパスポートの概要
IPA(情報処理推進機構)のホームページより画像転載
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html
ITパスポートは、IPA(情報処理推進機構)が主催する国家資格の一つです。すべての社会人に向けたITスキルの入門資格になっています。
試験ではテクノロジ系・ストラテジ系・マネジメント系の問題が選択式で出題されます。詳しいことはIPAのホームページでご確認ください。
ITパスポート取得メリット①
システム部署との共通言語がわかるようになる
外国の方々とコミュニケーションをとるときに英語を学習するように、IT部署やITベンダーとコミュニケーションするときにもITの共通言語を理解しておく必要があります。
IT共通言語への理解がなければ、新しい開発や運用の話を聞いても「?」となってしまうのがオチです。また、要望をうまく伝えることも難しいです。
ITパスポートで学べるのは基礎中の基礎ですが、基礎があればできることも格段に増えていきます。また、興味のある分野をさらに深く勉強していくきっかけにもなります。
ITパスポート取得メリット②
戦略やマネジメントについても学ぶことができる
ITパスポート試験は意外にもIT分野以外からの出題が多いです。
ITはそれ自体が目的ではなく、戦略やマネジメントを支える手段にすぎないということでしょうか。この考えはとても大事だと思います。
出題分野と問題数を見ても、
ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度
と、IT技術からの設問比率がそこまで多くないことがわかります。
企業戦略や会計・法務の基礎・マーケティングの基礎を学ぶことにも役立ちますし、体系的な整理と理解をするためにも有効です。
ITパスポート取得メリット③
ITのフレームワークを学ぶことができる
個人的にはこれが最も大きなメリットだったと思っています。
IT分野では、効率の良い開発や安定した運用を行うためのフレームワークがたくさん用意されています。これらはITに従事しない人であっても転用して生かすことができます。
たとえば、プロジェクトマネジメント。
IT以外の業種・職種でもプロジェクトを率いる機会はあると思います。その時にどのような手順でプロジェクトを進めていけばよいか、何に気を付ければよいかということを体系的に学ぶことができます。
ほかにもプロセスマネジメントや、
業務フローの描き方など。
どれも洗練されたフレームワークであり、活用しない手はありません。しかし、知らなければ使えない。ITパスポートはこれらフレームワークを網羅的に知るための良い機会になります。
まとめ
ITパスポートはハードルが低く取り組みやすい国家資格。
これまでITから目を背けてきたい人も新しく挑戦するチャンスになります。
また意外とITばかりではなく、戦略やマネジメントを学びなおす機会にもなります。就活や転職のアピールには薄いかもしれませんが、実務面ではかなりコスパの高い資格ではないでしょうか?
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こちらも練習問題集ですが、10年分の過去問を分野指定で対策できます。苦手分野の対策にもってこい。これが無料で本当にいいんですか・・・
【ITすきま教室】渡辺さき
3分でしっかり身につくITパスポート講座
動画でITパスポートの試験分野を解説してくれるので理解がはかどります!
講師の渡辺さきさん、プレゼン資料をほとんど見ずに常にカメラ目線で話し続けます。プレゼンスキルが高すぎてうらやましいです。
追記:渡辺さき女史のnoteを発見し、秒でフォローしました。
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