さよなら、i'm lovin' it.
それはいつの間にか、隣の部屋の前に居座っていた。大きくMと書かれた3つの紙袋。番号の書かれたシールがちょこんと貼られていた。ふと目があうとパラッパッパッパー、と挨拶を交わしてくる。彼の名はマックデリバリー。何バーガーか僕はまだ知らない。
僕は彼と1週間にわたって挨拶をし続けた。毎朝、家を出ようとすると、彼はやっぱり家の前にいてパラッパッパッパー、と呼びかける。僕はチラッと横目で見ていつものように出かけるのであった。久しぶりの隣人であった。というのも、隣の部屋にはもう長らく人