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1000文字の呟き

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Twitterじゃ短いし、エッセイにしてはショート。とにかく頭の中を1000文字で言い表してみます。
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さよなら、i'm lovin' it.

それはいつの間にか、隣の部屋の前に居座っていた。大きくMと書かれた3つの紙袋。番号の書かれたシールがちょこんと貼られていた。ふと目があうとパラッパッパッパー、と挨拶を交わしてくる。彼の名はマックデリバリー。何バーガーか僕はまだ知らない。 僕は彼と1週間にわたって挨拶をし続けた。毎朝、家を出ようとすると、彼はやっぱり家の前にいてパラッパッパッパー、と呼びかける。僕はチラッと横目で見ていつものように出かけるのであった。久しぶりの隣人であった。というのも、隣の部屋にはもう長らく人

最高のアトラクション

世の中色々なアトラクションがあるけれど、僕はスプラッシュマウンテンが世界最高のアトラクションだと思ってる。スリルとファンタジーのバランス感、ゲストの体験と物語の一貫性や動機付け、どれをとっても完璧だから。 もっとライドの動きが面白かったり、もっと物語の楽しみが大きいものはあれど、ここまで各要素が調和されたアトラクションは他にないと思う。総合芸術としてNo.1だと思う。 だから、昨日このニュースを見た時は複雑な気持ちになった。ニュースを見てから調べたり「南部の唄」や「プリンセ

「きつねと猟犬」がめちゃくちゃよかった話。

「きつねと猟犬」がめちゃくちゃ良作だった。思わずイラストを描きたくなっちゃうくらい良かった。みんなに見てほしい! 何がそんなによかったかというと、「緊張感」だ。 タイトル通り、この物語の主人公はきつねと猟犬だ。つまり、狩るものと狩られるもの。そんな立場を超えた友情が描かれている。なーんて書くと、あぁありきたりなお話だなぁってきっと君は思うだろう。その上ディズニー制作だなんてことを知れば、なんとなく分かったよというかも知れない。聞いてくれ。その考えは半分当たってて、半分間違

おうちディズニーこじらせ中

おうちディズニー…といえばチュロスを作ったり、アトラクションを再現したりしてディズニーランド気分になる遊び。だけど、僕は少しこじらせてしまったようです。「ディズニーランドの魔法を解きたい…」 最初は普通でした。海外パークの動画を見ながら想いを馳せる。スターウォーズランドまじハンパねぇとか、そんな感じ。  異変の始まりは、イマジニアリング・イン・ア・ボックスでした。コレはディズニー公式がテーマパークの作り方を説明した無料講座。 テーマの決め方からキャラ作り、ライドシステム選

僕は僕のために。

僕らは、諸々開けないこのご時世に、オンラインでの合同サークル紹介イベントを開こうとしている。それだけ聞けば、新入生のために、サークルのために、頑張る偉い人に成りかねない。そんなことはない。僕は僕のために、僕のやりたいことをやるだけだ。自分が頑張る上で、彼らの喜びはオマケだ。新しいゲームを始めたような楽しさがあるからやっている。 初期ステータス、僕らは知名度のない非公認サークルだった。コアメンバーはたった4人。それが2週間のうちに、25以上のサークルや委員会、そして学務や学部

イベントは情報伝達が9割。

開催ができなくなったイベントのオンライン化に取り組む今日この頃…。毎日考えることは「どうやって情報を伝えるか」ということです。イベントは元々実体の無いもの。それがオンラインになることでより顕著に表れてきます。僕はずっとイベントを通して「わかりやすく伝える」ことに向き合ってきたのかもしれません。 イベントで伝える相手 その1 ー仲間ーまず、最初に大きな壁として立ちはだかるのが仲間です。自分の頭の中にあるモヤモヤをいい感じに言葉にして、共感してもらえないと先に進みません。そのク

物件のススメ

物件。この2文字に面白さを見出したことはなかった。そもそも自分の人生には関係なかった。今の部屋も成り行きだ。大学合格した日に生協の指示に従って1日で決めた。物件にきちんと向き合ったことなどない。 そんな自分が新たに始めたバイトが物件紹介記事のライターだ。ホステルの受付のバイトをしているのだが、その会社もともと不動産屋だったのだ。今不動産は忙しい時期らしく応援要請をされた。仕事内容は物件の写真をオシャレに撮り、紹介文を書くこと。一眼レフカメラでのオシャレな写真の撮り方を教えて

不自由に幸あれ。

僕の動画制作はレゴからはじまった。レゴを使ったコマドリアニメ。もしレゴじゃなくて粘土だったら、イラストで作る本物のアニメだったら、あれほどハマりはしなかっただろう。 物理的な制約が大好きだ。 レゴはブロックだから、1つのパーツは真四角だ。綺麗な曲線は描けない。だけどその分、不器用でも大体の形を造形できる。詳細さを犠牲にして、実装の処理が大幅に簡単になる。  僕がコマドリを始めた理由は、ミニフィグを使えば人の絵を描けなくてもアニメが作れると気付いたからだった。ミニフィグは関

きちんと大切にして生きなくちゃ。

「初心忘るべからず」って言う。 実際に口に出して言われたわけじゃないけれど、今日友人にそんなようなことを言われてひどく落ち込んだ。僕は全然忘れていないと思ってたけれど、気づけば何を大切にしていたのか分からなくなっていた。そんな自分に落ち込んだのだ。何かを作って誰かに見せる、そんなことが第一の趣味になってからだいぶ時間が経った。この辺りで一度灯台の根本を見回してみよう。 ______________________________ 僕にとっての初心ってなんだろう? 気づい

「チーム内向的」な僕

大学生の目標は外交的になることだ。何故なら高校生の頃内向的すぎて、人と話さなすぎて辛かったから。僕は自分の性格をこう思ってる。  この性格にずっとギャップを感じてた。内向きだけど誰かといたいとか、なんか矛盾だ。だから目標を立てた。外交が好きなのに内向寄りだからもう少し外交になろうと。発信とか頑張ろうとしたけれど難しくて、続かなかった。 この矛盾を解決してくれる概念こそ「チーム内向的」だ。今までは自分に対して内向きの矢印と外向きの矢印があってそのバランスだと思ってた。 だ

不思議の国のアリス

用事で静岡に行った帰り道、ふとアリス展をやってることに気づきフラッと立ち寄ってきた。取り立ててアリスが好きなわけでもないのにアリスに惹かれることが多い今日この頃だ。  思えば、去年の9月にシンガポールで別のアリス展を観に行った。1日1人で自由になる日があり、チームラボ的メディアアートが凄そうだからという理由でその時もその場で決めて入った。因みに今日のアリス展も脱出ゲーム目当てでアリス自体が目的でない。それなのにこの1年でアリスの展覧会に2回も足を運んでしまったのだ!全くおかし