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■ 豊見瀬ウタキ ■

この奥に御嶽があります

豊見城市にある「豊見瀬ウタキ」に行ってきました。何度か探していたのですが、たどり着くことができず半ば諦めていました。どうやら空手会館の建設のため立ち入ることができなくなっていたことが原因のようです。久しぶりに訪れてみると、すっきりしたこともあるのか、遠目からでも場所がわかるようになっていました。

豊見瀬ウタキは豊見城グスクの中にあり、戦前はアーチ状の門構えで入口は木戸だったそうです。中に入れるのはノロとそのお供の2人だけだったそうです。

やっとたどり着けた!

ここはハーリー発祥の地とされ、毎年、那覇ハーリーの時期になると、那覇・泊・久米の関係者が豊見瀬ウタキでハーリーの安全祈願を願う神事を行っています。かつては漫湖に船を浮かべ、城内の御嶽に拝礼したそうです。

催事の時にまた訪れたい

豊見城グスクにはペリーも訪れており、グスクには三重の郭から成り、5つの城門があったと記録に残っています。そんな豊見城グスクも沖縄戦で破壊され、その後アメリカ軍の採石と戦後の整備に伴いその姿を失ってしまいました。もし現存していれば、沖縄のグスクでは3番目の大きさだったとされています。

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