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■ 江洲ヌン殿内 ■

江洲ヌン殿内

うるま市にある「江洲(イーシ)ヌン殿内」に行ってきました。江洲ヌン殿内は「江洲グスク」の南側にあり、敷地内には火の神やヌルジガーが合祀されています。

ヒヌカン

琉球王国時代…
集落の祭事を司るノロには土地が与えられ、その住まいはノロ殿内(ドゥンチ)と呼ばれました。神アシャギと呼ばれる神棚と火の神を祀った離れ座敷を持っていました。ここは聖域とされ、集落の祭祀が行われていました。江洲ヌル殿内の側に火ヌ神があり、祠には香炉と3つの霊石が2対祀られています。現在はコンクリートで閉じられていますが、かつてガーの水は神聖な水とされ、ノロの祭祀に使用されていました。

ヌルジガー

さて…
「殿」より上(丘)に御嶽やグスク、「殿」より下に村があると、何度か書いてきましたが…そういう場所はもう残っていないかなぁと思っていましたが、まさにここがそうでした。

坂の上が江洲グスク

写真奥に見える森に江洲グスクがあり、殿より下に(現在は、殿の周辺に家)集落があります。そういう意味でもここは貴重な場所だと思われます。


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