■ 普天間權現樋川 ■
普天間宮の例大祭の時に見つけた樋川です。駐車場にいく途中にあり、普天間宮の奥まで行ったことがなかったので、発見でした。現在は石板で蓋がされているようで、湧き水があるかは分かりませんでした。
さて、石碑に刻まれている「普天間權現」とは…
普天間宮には女神伝説があります。その昔、首里の桃原にとにかく美しいと評判の女性が住んでいました。ところが、その女性は家から出ることがなく、顔を見たことがある人がいませんでした。
この女性には妹がおりました。妹は旦那にせがまれ、こっそり姉を見せることにしました。妹は姉を庭に誘い出したのですが、その姉の美しさに旦那は驚き声をあげてしまいました。
それに気づいた姉は、家を飛び出し風のような速さで普天間の地までやってきたと言われています。その途中、姉の姿は神々しい姿に変わり、普天間の鍾乳洞へと入っていき2度と姿を現しませんでした。村人は鍾乳洞に社を建て、女神として祀ったそうです。
ちなみにこの女性の名前が「普天間權現」とも言われています。鍾乳洞も許可を得てから見学することができます。
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