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フューチャーセンターを作ろう

「人はなかなか変わらない」

人が変わるためにはどのような手段が必要なのでしょうか?

どんな会議でも求められているのは、建設的な意見であって、未来志向でなければ発展していくはずがありません。

そのためには、報告や連絡の事務的な会議ではなく

フラットな立場で話し合える安全な場が必要だと感じます。

その場の作り方は、フューチャーセンターに隠されています。

本ブログでは、フューチャーセンターの意味と対話による変化について述べて、対話の場について行動宣言していきます。

■ フューチャーセンターとは何か?

フューチャーセンターは、北欧の知的資本経営から生まれた、「未来の価値を生み出すセンター」です。その後、欧州内の公的機関に広がり、複雑な問題をスピーディに解決す るために、多様な専門家やステークホルダーを集め、オープンに対話する場として発展しました日本では、人口減少・市場縮小の閉塞感を乗り越えるための、企業や大学のオー プン・イノベーションの場として、また未来に向けた市民参加の街づくりの場として、期 待が集まっています。 東日本大震災を機に、一〇年先、二〇年先のことを、多様なステー クホルダーが話し合って決める場があらゆる分野で必要になったことを受け、二〇一一年 になって広く認知され始めました。

フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み

フューチャーセンターは、「対話のための専用空間」でもあり、「人と人とのつながり」 でもあり、「企業や社会の変革装置」でもあります。フューチャーセンターで行われる活動は、私たちが「人として」 社会や市場経済と向き合い、協力し合って変化を起こしていくための、本質的な対話と協調です。このことを深く理解し、一方でそれぞれの企業や地域の文脈にのっとって、目に見えるかたちで対話の場を具体化していったものがフェーチャーセンターになります。ですから、組織やコミュニティの数だけ、異なるフューチャーセンターが立ち上がる可能性を持っています。

フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み

フューチャーセンターとは、「未来の価値を生み出すセンター」であり、我が国での広がりは2011年の東北大震災をきっかけとしています。

社会変動の裏で対話の重要性が語られたのではないでしょうか。

私たちが大切にしたいのは、「人として」経済や地域として向き合い協力することです。

いくらAIやDXが台頭したとしても、人を中心でなければ殺伐としてしまいます。

現在のような先の見えない時代には、大切な活力になっていくのでしょう。

■ 心からあふれる想いが言葉になるとき・・・

セッションの終わりに、全員が輪になって一人ずつ感想を述べているときのことでした。 市役所の職員の一人が、「上司の前で言うのはなんですが、今日のアイデアを実現させるために、僕が規制の抜け道を探します!」と宣言しました。そして上司に順番が回ってく ると、「私が法律を変えます!」とさらに上をいく宣言をしました。
これはもちろん、約束ではありません。フューチャーセンター・セッションという安全な場で、心からあふれる想いが言葉になったのです。 この二人の職員がこの日にみんなで 生み出したアイデアを実現させたいと、市役所に戻っても知恵を絞っている姿が、私には目に浮かびます。変化は一人ひとりの人間の中で起きていくのです。

フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み

この具体例は、実に心を揺さぶられます。

「言いたいことを言いたい」けど「言いたいことを言えない」

言語は胸の内に秘めていることがいかに多いことでしょうか。

しかし、心からあふれる想いが言葉になったとき、人はきっと変わることができるのでしょう。

■ 行動宣言

1、職場では対話できる機会を継続して増やしていきます。

2、地域や街づくりの場においても、対話の場を設けて積極的に参加します。

人は対話の中から変わることができるのではないでしょうか。

私はその可能性を信じ、行動していきたいと思います。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

これからも学びについて発信していきます。


伊勢の海岸 8月

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