アメリカ横断36日目⑮コンスティテューション号

2023.07.11 アメリカ横断36日目。ボストン観光で人気のフリーダムトレイルに現在挑戦中であった。16ある史跡の中の⑮番目のコンスティテューション号へ行こう。 だが、フリーダムトレイルに敷かれた赤煉瓦に導かれるように歩いたが、最終目的地のバンカーヒル記念塔に辿り着いてしまい、その頃には、全くと言ってコンスティテューション号のことを忘れて帰ってしまった。それでも一応行ったつもりでブログを綴ることにした。そこには、「チャールズタウン海軍工廠」と呼ばれる施設があり、今から約200年前の1800年に開設されたこの施設では、1974年に閉鎖されるまで、数多くのアメリカ海軍の艦艇が建造、修理されていたが、現在では、ボストン国立歴史公園の一部として一般公開されています。目的のコンスティチューション号は、1797年10月21日に進水したフリゲート艦で、全長93m、全幅13.3m、メインマストの高さは甲板から頂点まで54.4mあります。また武装に関しても、32ポンドカロネード砲が 24門、24ポンド長砲が30門、さらに18ポンド船首砲が1門と充実しています。コンスティチューション号にはオールド・アイアンサイド(古い鉄の横っ腹)というあだ名がつけられていて、これは、1812年の英米戦争に際しては、当時世界最強と謳われたイギリス海軍のフリゲート「ゲリエール」と戦闘し、勝利を収めています。なお、これはアメリカ海軍にとって、イギリス海軍と のフリゲート同士の海戦での初勝利となっています。艦内では、当時の兵器や船室での生活などを直接体感できる。このコンステ ィチューション号は、現役、かつ航行可能な軍艦ではありますが、現在は帆を張って自走することはできず、タグボートにけん引されて移動できるにとどまりますが、現役で航行できる軍艦 としては世界最古の木造帆船であり、1797年に進水して以来、1812年の対英戦まで40数戦の不敗の記録を続けた、米国海軍史上で最も有名といえる軍艦で1976年には修復され、米国海軍の 象徴として海軍造船所に停泊保存されている。また、就役時には450名の乗組員や海兵隊員が乗艦していましたが、現在では約90名の水兵や士官が船体の管理にあたっています。そんなコンスティチューション号の現在の任務は、「国家の船」として、アメリカ海軍の歴史や海軍力の重要性を後世に伝える、いわば広報艦としての役割を果たしています。

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