モニュメントバレーで車中泊


2023.06.13
アメリカ横断10日目。今回のアメリカ横断旅行、第1章はルート66を使い、シカゴにあるルート66の起点を目指し、途中では国立公園群を巡るため、一時離脱があるがこの国立公園巡りが第2章で、そして第3章は、シカゴからカナダに越境、ナイアガラの滝、ワシントンDC、ニューヨーク、ボストンまでの行程で、いよいよルート66から一端離れ第2章国立公園巡りが始まった。


モニュメントバレーにやって来た。地図。ユタ州とアリゾナ州の州境に広がるモニュメントバレーは、赤茶色の砂石で創られた自然の驚異的な地で有名であり、「アメリカの原風景」とも言われている、高さが1,000ft(300m)にもおよぶ幾つもの巨大な岩山が聳え立つその景観は、地球規模と言っていいほどの絶景が広がっています。


モニュメントバレーはアメリカ原住民ナバホ族の居留地内にあるため、アメリカ合衆国の国立公園にはなっておらず、ナバホ族によって管理運営されています。


先ず目に飛び込んでくるのが、壮大な3つの岩山が並ぶあの景色で、確かにこれを観るだけでも価値がありますが、本当の魅力は夕陽で岩山が赤く輝く夕暮れ時と、岩山の背後から朝日が現れる夜明け時と言われ、今回はこの地で車中泊をすることにした。このエリアに入場する際は一人8ドルの入場料が掛かります。


モニュメントバレーの名物「バレー・ドライブ」走って行こう。


バレー・ドライブは、モニュメントバレー内を個人の車で走ることができる唯一のドライブコースで、1周約27kmのコースを巡っていくと、絶景スポットが次から次へと現れますが、道は未舗装の悪路故、運転に自信の無い人はツアーのオフロード車に便乗しましょう。


モニュメントバレーでは、幾多の映画のシーンに登場してきました。有名なのはジョン・フォード監督の『駅馬車』や『捜索者』といったジョン・ウェイン主演の西部劇で、好んで使われた場所は、今では「ジョン・フォード・ポイント」と呼ばれる展望スポットになっています。


「黄色いリボン」「荒野の決闘」「アパッチ砦」に代表される名画の数々がこの地で出来上がりました。


近年では、ジョニー・デップ主演の『ローン・レンジャー』のロケ地にも成っていている。


とかく「アメリカは歴史が浅い」と良く言われますが、自然に現象においてのアメリカは人類の歴史よりも遥か昔に起こった地球の地殻変動という大地の歴史を感じることのできる景色が広がっています。


モニュメントバレーには、ビュート(残丘)と呼ばれる大小の岩山やメサ(テーブル形の台地)が点在し、信じられないことに大昔は、この乾いた大地が水(大河)に覆われ、その水の流れや水が運んできた土砂によって岩が切り崩されていきました。


今現在も、目には見えませんが風化侵食活動は進んでおり、先日立ち寄ったグランドキャニオンも、はるか未来には今のモニュメントバレーのようになると考えられています。




20:26 日没の時刻を向かえていた。


今夜はビジターセンター前の駐車場で車中泊していると夜中、警備員が“キャンプ場の駐車場に移動しなさい”と起こされ、有料エリアだが無料でいいから移動しなさいと、そんなエピソードがあった。これは、日没後に行われるツアーで、星空見学会?は不明であった。




2023.06.14
モニュメントバレーで迎える朝であった。


本日もここモニュメントバレーは晴天である。


5:54 ウエストミトンビュート脇から朝日が顔を出した。


数メートル移動するとウエストミトンビュートの親指と称される岩のてっぺんに太陽の位置を持ってこれた。俗に言うローソク岩状態に一人ご満悦になっていた。この地で写真を撮っているのは拙者だけで他の人は、違うところからこの日の出シーンを撮っていたが、教えてあげたいが地球の回転は速く間に合いそうも無い。


なんて残念なことなんだろうと思った。そう言えばこのような写真が今まで無いのも不思議だね。


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